大注目の19歳ロリー・マキロイと兄貴分のダレン・クラークにインタビュー
欧州PGAツアー「アイルランド・オープン」プレビュー
欧州PGAツアーでは今週、歴史を誇る大会、アイルランドにあるアデア・マナーが舞台の「アイルランド・オープン」が開催されます。この大会は、アイルランドにとって、2006年の秋の「ライダーカップ」以来となるビッグイベント。最後にアイルランドの「ナショナル・オープン」を制したのは、25年前のジョン・オリーリーとなっています。
欧州PGAツアー10勝、PGAツアー2勝を誇るパドレイグ・ハリントンは今週の「アイルランド・オープン」で、世界ランキング最上位の選手です。祖国でのプレーはいつもよりプレッシャーが大きいかもしれません。
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パドレグ・ハリントン
「“アイルランド・オープン”はキャリアを終える前に絶対に手にしていたいタイトルですが、何度も出場しているのになかなか勝てないですね。でも必ず誰かが勝つわけですから頑張ります。」
残念ながら、人気者ダレン・クラークは太ももの裏側を痛め欠場となりましたが、クラークの姿はなくても、スターが勢揃いです。特に、先週スペインで欧州PGAツアー通算17勝目をあげたリー・ウエストウッドは好調なまま、相性のいいアイルランドに乗り込んできました。
リー・ウエストウッド
「私はKクラブが舞台の“スマーフィット欧州オープン”で2勝しましたし、“アイランド・オープン”でも良い成績を収めています。そして、2006年の“ライダーカップ”の優勝も私のキャリアにおけるハイライトのひとつでしたから、アイルランドに戻ってくるのを楽しみにしていました。」
ディフェンディング・チャンピオンのトーマス・ビヨーンは今年スローなスタートとなり、トップ10に入ったのは、先週の「スペイン・オープン」だけです。過去数ヶ月スイング改造に取り組んでいるビヨーンは、徐々に調子を取り戻しつつあると言います。
トーマス・ビヨーン
「どうしたら良いのかがわかったこと自体が良いスタートですから、あとは焦らずにじっくりと課題に取り組み、再び優勝争いできるようになることがゴールです。」
舞台となるアデア・マナーのロバート・トレント・ジョーンズ設計。7400ヤード強のコースは世界のベストプレーヤーにとって試練となるに違いありません。
リー・ウエストウッド
「今週はリスクを承知で風の中、果敢にショットを打つか、あるいはパンチショットで攻めるか、選択肢があります。ここには木がほとんどなくオープンな部分もあり、林との調和が見事な素晴らしいコースです。」
この大会では、今年初の試みとして「ホームインワン」と題し180ヤードから235ヤードでプレーされる11番パー3で最初にホールインワンを達成した選手に、49万ユーロ、およそ8千万円相当の豪華なスペイン風の家がプレゼントされます。