試合中止は「しんどいし、不安」 プロキャディも死活問題
フリートウッドのキャディが“プレゼント企画”でコロナ禍の同業者に寄付
トミー・フリートウッド(イングランド)のキャディを務めるイアン・フィニスが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的負担を強いられている同業者への寄付を募った。選手のサイングッズなどが当たる抽選券を一般に販売。収益を欧州キャディ協会のチャリティにあてた。
2016年からフリートとウッドとコンビを組むフィニスは、クラウドファンディングで寄付を募集した。1枚10ポンド(1352円)で抽選券を購入した人のなかから当選者に、ツアー関係者だからこそ手に入るグッズをプレゼント。自身が「ライダーカップ」で着用したビブスをはじめ、ロリー・マキロイ(北アイルランド)のサイン入りフラッグなどを用意すると、米国人キャディにも支援の輪が広がり、タイガー・ウッズの「マスターズ」直筆サイン入りフラッグも登場した。
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それぞれの品は実際にツアーで一緒に戦っているプロキャディなどから集めているため、豪華かつ信頼度の高さも抜群。7日の募集開始から1000枚のチケットが売れ(10000ポンド)、10日に20000ポンドに到達しそうだ。
世界のゴルフツアーは3月からシーズンの中断が続いており、雇用主が選手であるキャディも厳しい生活を強いられている。フリートウッドは現在世界ランキング10位。5勝を挙げている欧州ツアーでは2017年に年間王者に輝いたが、フィニスは「僕も家族も、キャディを始めた頃は(生活に)苦しんだ」と仲間たちに手を差し伸べた。
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