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1ラウンド97分 セーデルベリが欧州ツアー新記録

26日に閉幕した欧州ツアー「オメガドバイデザートクラシック」で、セバスティアン・セーデルベリ(スウェーデン)が “スピードゴルフ”にトライ。「97分(欧州ツアー公式Twitterでは96分)」を記録し、「ヨーロッパツアーの歴史をつくった」と欧州公式サイトで紹介され、米メディアでも報じられるなど話題となっている。

セーデルベリは、通算2オーバー54位で決勝ラウンドに進出。第3ラウンドは「77」とスコアを落として通算7オーバーで最下位の71位に。最終ラウンドは現地時間午前7時10分から第1組でシングルプレーとなり、“スピードゴルフ”の機会を得た。

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提案したのは弟でキャディのジャスパー。「重要なことは、バッグを担いでいる弟だった」とセーデルベリ。パー3ホールではジャスパーが先回りしてグリーンで待機するなど「ノンストップで走っていたので、彼の方が大きな仕事をした」。

結果、公式サイトによると、「1ホール平均わずか5分23秒、トータル1時間37分(97分)」で回り、午前9時前にホールアウト。最後のパットを決めたのは、第11組がティオフしてからわずか2分後のことだった。スコアは1バーディ、4ボギーの「75」で、最終成績は通算10オーバーで下から2番目の70位。「できる限り速くプレーしようとしただけ。楽しかったので、自分のゲームを傷つけるとは思わなかった。3オーバーは悪くない」

米メディア「ゴルフワールド」によると、昨年の「イタリアオープン」でトーマス・ピータース(ベルギー)が記録した1時間59分(119分)を更新。近年、スロープレーを厳罰化している欧州ツアーの公式サイトでは、「セーデルベリはツアー史上最速のラウンドでプレーしたため、それを心配する必要はない」と“啓蒙活動”を評価した。

スロープレー撲滅は米国男子ツアーも厳罰化するなど世界の流れ。米国女子ツアーでは、前週の「ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ」でデビューし、8位に入った河本結が、最終日に同組だったカルロタ・シガンダ(スペイン)とともに、スロープレーの罰金を科された。

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