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2017年 マスターズ
期間:04/06〜04/09 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

「マスターズ」2連覇に意欲を見せるウィレット

ダニー・ウィレットは、自身のキャリアにおける最高の栄光を手にした場所に再訪を果たした。これまで積んできたハードワークは、さらなるメジャーでの栄光につながると自信を持っている。

イングランドのウィレットは、最終日を「67」でラウンドして昨季の「マスターズ」を制覇し、歴史と特別な雰囲気に包まれたオーガスタナショナルでメジャー初優勝を遂げた。以後、ウィレットは「BMW PGA選手権」と「イタリアオープン」でトップ5入りを果たしている。しかし、彼のゴルフがあの4月の日曜に見せた驚異的なレベルに戻っていないことは自身が一番承知している。

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ただ、ウィレットは自身のゴルフが再び最高の状態に戻ることを確信して、マグノリアレーンを通り抜けた。「僕はゴルフで最高の達成を実現したんだ」とウィレット。「最高峰に達したんだよ。エベレストに登頂し、自分の旗を立てたんだ。ただ、残念なことに、あとはそこから下りてくるか、あるいは天辺に留まるかしかないのだけど、常にその場に留まるのは信じられないほど難しいことなんだよ」。

「自分自身からのプレッシャーも明らかに増したんだ。外からのプレッシャーもあるよ。これはみんなが見ているゲームだからね。木曜の朝に1番ティに立つと、何100万という人々が見ている。いいショットを打たないと、大勢の人間が下手なショットを目の当たりにするのだから、いいことじゃないよね。自分で何ができるのか分かっていながら、ナイスショットを打てないのは、あまりいいものじゃないね」。

「だから、自分が受けるプレッシャーは少し違うものになったと思う。ここ12カ月は、自分のゴルフが自分の望むレベルに達していなかったのは明らかだけど、僕らはハードワークを積んでいるし、一生懸命やっていれば、遅かれ早かれ、かつての自分のレベルに戻れるという必然性はあると思うんだ」。

「僕は常に、職業倫理がしっかりしていて、必要事項が確認できてさえいれば、あとは時間の問題なんだと言い続けてきた。残念ながら、まだすべてが然るべき場所にはまっているわけじゃないけれど、僕はまだ29歳だし、この先長いキャリアが待っているからね」。

「土曜にここへ戻って来て、マグノリアレーンを車で通過し、9ホールほど歩いて回った。少しだけ球を打ったのだけど、とてもいい感じだった。ゆっくり歩いたことで、穏やか気持ちになったよ。僕らは(去年)17番でチップショットを打った場所や、その他、自分がショットを打った場所にボールを置いてみたんだ」。

「ただ、それで飛躍できるわけじゃない。ここへやって来て、いい感じがするからといって、それだけで自分のゴルフを変えられるわけじゃないからね。精を出して練習し、いいスイングをしなければならないのは同じことだから」。

「それでも、ここへ帰ってきた時の感じは幸福なものだった。ここは素晴らしい場所だよ」。ウィレットの選手としての仕事は、木曜にティアップした時から始まるわけだが「マスターズ」王者にはそれ以外にもさまざまなセレモニーとの関わりがある。ウィレットには、チャンピオンズロッカールームや、彼がコッテージパイ、サンデーロースト、そしてアップルクランブルでもてなすことになるチャンピオンズディナーといった「マスターズ」ならではの行事がある。

「(駐車場には)ディフェンディングチャンピオン用のナンバーワンスポットがあるし、ナンバーワンのバッジだってもらえる」とウィレット。「ここのもてなしは、すべてファーストクラスなんだ。帰ってきてあの位置にいること、そしてこれまで受けてきた歓迎は素晴らしいものだった」。

「ディナーはとんでもなく素晴らしいものになる。34人が一堂に会するんだ。もちろん僕らは、ゴルフ仲間や友人として普段から会っている。でも、あの集団に僕も加わるんだよ。なにはともあれ、これは81回目の『マスターズ』なんだ」。

「すでにチャンピオンの何人かは亡くなったけれど、これまで授与されたグリーンジャケットはわずか80着で、複数回手にしたのは何人かしかいないんだ。過去、そして現在のゴルフ界のレジェンドと同席するのは、特別な経験になるだろうね」。

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