米国選抜は最後の一人にムーアを選出/ライダーカップ
2016年 ライダーカップ
期間:09/30〜10/02 場所:ヘーゼルティンナショナルGC(ミネソタ州)
4連覇懸かる欧州チーム カイマーはヘーゼルティンへ向け意欲
「ポルシェヨーロピアンオープン」にて、直近の12大会で7度目となるトップ10入りを果たしたマルティン・カイマーは、好調のまま「ライダーカップ」へ臨めると確信している。
ドイツのカイマーは、大会3連覇を飾った欧州代表チームの一員としてプレー。今回も代表メンバー入りを果たし、ダレン・クラークによるキャプテンズピック(キャプテン指名)のひとりとしてヘーゼルティン行きの飛行機へ搭乗する。
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霧による遅延の発生した金曜の時点で、バートグリースバッハゴルフリゾートでの大会が54ホールに短縮されることを希望していたカイマーだったが、実際にその望みは叶い、ロス・フィッシャーとのプレーオフに競り勝ったアレクサンダー・レビが大会を制した。
2週前の「イタリアオープン」も荒天による長時間の中断を余儀なくされており、メジャー2勝のカイマーにとってはとても長い2週間となったが、カイマーはこの2週間がゴルフ界最大のイベントへ向けた良い準備になったと信じている。
「先週のこともあったので、僕にとっては長い週になったけれど、良い1週間だったよ」とカイマー。
「とても良いゴルフコースだった。信じられないくらいすばらしいコンディションだったしね。グリーンには感銘を受けたよ。プレーするのに楽しく、すばらしいコースだった。今週(のライダーカップ)へ向け、良い準備になったと思う。というのも、グリーンの速さは多分同じくらいになるだろうからね」。
「ここ数ヶ月は何度もトップ10入りした。サンデーバックナインで優勝のチャンスはなかったけれど。でも、(最高の状態に)近いところまで来ている。自分のゴルフのプレーにはとても満足しているし、次は『ライダーカップ』、そしてその次は『アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権』と続くから、1週間ずつこなして行くよ」。
4連覇が懸かっているとは言え、下馬評では今回の欧州代表を“アンダードッグ”として見る向きもあるが、カイマーはその立ち位置をむしろ望んでいる。
「もし米国代表が彼ら自身を本命だと位置づけているのであれば、結構」とカイマー。「彼らはホームの地でプレーするわけで、少なくとも理論上は、彼らが本当に本命と言えるだろうね」。
「『ライダーカップ』ではどちらの優位に転んでもおかしくないのは、皆が知っていることだよね。米国優位になることもあれば、欧州優位になることもあり、それこそが『ライダーカップ』をエキサイティングにしているところなんだ」。
「マッチプレーには妙味がある。もし彼らが本当に心から本命であると思っているのであれば、欧州代表は良い立ち位置にいると思うよ」。