五輪ゴルフが112年ぶりに開幕 片山晋呉はパー発進
2016年 リオデジャネイロ五輪
期間:08/11〜08/14 場所:オリンピックゴルフコース(ブラジル・リオデジャネイロ)
金メダルへ リオ五輪に臨むV候補・ステンソン
リオデジャネイロで輝かしい金メダルを獲得すべく、ヘンリック・ステンソンは燃料タンクの残量は十分にあると断言した。
スウェーデンを代表してオリンピック男子ゴルフ競技に出場するステンソンは、6月の「BMWインターナショナルオープン」での優勝を経て、「全英オープン」では通算20アンダーのパフォーマンスで制覇するなど、波に乗っている。
<< 下に続く >>
ブラジルのフィールドでは最もランキングの高い世界5位のステンソンは、直近の2大会がプレッシャーのかかるメジャーだったにもかかわらず、疲れは残っていないと言い切った。
「(この大会へ向け)エネルギーを取り戻すことができるかの問題だったんだ」とステンソン。
「そういう意味では、ゴルフの練習という点で言うと、ここ10日ほどは軽めにしたね。ここでは2日間練習してプレーもしたけど、一度始まってしまえば、良いプレーをすべく、モチベーションはとても高まるからね」。
「もう随分長いこと、この大会へ参加し良いプレーをすることを楽しみにしていたからね」。
「これは確実に(キャリにおける)ハイライト。何と言っても、僕はスポーツファンだから、この環境に身を置くのは、やる気が刺激されるし、楽しいんだ。既に他のスポーツも観戦したし、開会式にも参加したよ。あれは忘れられない思い出になったね」。
「いつだって、自分の国を代表してプレーするのは光栄なことだし、それが今ここでプレーしている大きな理由だよ」。
ドイツを代表してプレーする熱意を饒舌に語った31歳のマルティン・カイマーは、まだティオフしていないにもかかわらず、メダルが獲得できるかどうかは関係なしに、「キャリアで最高の1週間」と語る大会を楽しんでいる。
メジャーと「レース・トゥ・ドバイ」を2度制し、世界ナンバーワンの座についたこともある選手の言葉である。
ステンソン同様開会式に参加したカイマーは、オリンピックの経験を通して、別のスポーツをこれまでにない視点から見ることができていると語った。
「他のアスリートたちが、この週のためにどれだけ頑張ってきたか、そしてどれだけ彼らのスポーツを愛しているかというのを目の当たりにすると、今、自分が自分の競技でどうプレーするかというアプローチが完全に変わってくるよね」とカイマー。「他のアスリートに対するリスペクトが芽生えると、自分のプレーするスポーツに対する見方も少し変わってくるんだ」。
「実際ここで何が起こったのかを認識するには、あと何週間か要するだろうけれど、既に僕のキャリアで最高の1週間になっているよ」。
「開会式では先頭に僕らのリーダーであるティモ・ボルがいて、その後ろにいたホッケー選手たちが入場と共に国歌を歌い出したんだ。それに呼応して自分の周りにいる250人のワールドクラスのアスリートが国家を歌ったんだよ。それって、すごく特別なことだよね」。