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2016年 WGCデルマッチプレー
期間:03/23〜03/27 場所:オースティンカントリークラブ(テキサス州)

ジェイソン・デイの忘れ難き1日(Day)

「WGCデルマッチプレー」は、オースティンCCでの決勝でルイ・ウーストハイゼンを5&4で下したジェイソン・デイが、ここ3年で2度目の大会制覇を果たした。

今週はデイのショートゲームが見事な冴えを見せてきたが、日曜のマッチでもデイはショートゲームが最も効果的な武器であることを証明し、準決勝でディフェンディングチャンピオンのロリー・マキロイを退けると、決勝ではデイと同じく全勝で勝ち上がってきたウーストハイゼンに打ち勝った。

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ウーストハイゼンは準決勝でラファ・カブレラベローを破っており、3位決定戦へ回った第52シードのカブレラベローは、マキロイを下して3位で大会を終えたことにより「マスターズ」出場を確定的にした。

とはいえ、決戦の舞台で輝きを放ったのは、水曜に背中を痛めながらも欧州ツアー3勝目を飾ったデイだった。これで、彼は公式世界ゴルフランキングで1位に返り咲くことになった。

先月の「ISPS HANDA パースインターナショナル」で優勝した南アフリカのウーストハイゼンにとっては、改めてその好調振りを見せつける大会となり、ここ2年連続して準々決勝進出を果たしていた大会での自己ベストを更新した。

「今週は多くの収穫があったね」とウーストハイゼン。「これまで何度か準々決勝まで進みながら敗退していたけれど、今回は決勝まで進めたのだから、これは進歩だね」。

「自信という意味では、これは多くを意味するね。特に『マスターズ』の2週間前だけにね」。

「自信という観点からは、良いスイングができており、良いプレーができているのが分かっているわけだから、あとは我慢さえすればいいんだ。2週間後は、精神的な強さが大きく物を言うことになるね」。

1番で良いプレーを見せたウーストハイゼンは、ピン側3.5メートルにつけながらもバーディパットを外したが、デイがこのホールをボギーとしたため、出だしで1アップと優位に立った。

しかしながら、ウーストハイゼンは3番ホールの2打目のミスが響いてこのホールを落とし、4番ではデイがティショットをピン側3メートルにつけてバーディを奪ったことにより、相手に先行を許す展開となった。

7番は、ティショットを打ち終わった時点ではウーストハイゼンが優位に立つも、2010年の「全英オープン」王者がグリーンエッジ外側から3打を要したのに対し、デイはこのホールをパーとして差を2アップに広げた。

8番は両者そろってパーとすると、9番ではデイが2打目をピン側2メートルにつけてバーディを奪い、デイの3アップで勝負はバックナインへと入った。

デイの見事なアイアンショットはこの後も留まるところを知らず、13番ではピン側1.8メートル、14番では1メートルにつけて一気に勝負を決めた。

「すばらしい心持ちだね」とデイ。「それに今週は背中の痛みがあったなかでのプレーであり、勿論それは徐々に良くなってはきたけれど、自分のプレー振りには本当に満足している」。

「ショートゲームが冴えていれば、特にこういう場所では間違いなく良いスコアが出るよね」。

「ショートゲームは重点的に取り組んできたし、グリーンではどこからでも決められるような気がしていたよ」。

デイは直近のメジャーである2015年の「全米プロゴルフ選手権」を制しており、4月7日にオーガスタで開幕する「マスターズ」ではメジャー2連勝を狙うことになる。

「オーガスタで勝てたら素敵だね」とデイ。「でも、大局的な成功へ向けて必要になる小さなことをちゃんと詰めなければならないし、それが2週間後へ向けた僕の準備となるね」。

3位決定戦はカブレラベローとマキロイが途中までつば競り合いを繰り広げるも、カブレラベローが14番、15番、そして16番と連取して3&2で勝利を収めた。

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