ウッズ復活、米主要メディアは懐疑的
2014年 全英オープン
期間:07/17〜07/20 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)
ホイレイクでのクラレットジャグ獲得を切望するマクドウェル
北アイルランドのグレーム・マクドウェルは何があろうともクラレットジャグを獲得し、彼が一発屋ではないことを証明したいと切望している。
「クラレットジャグのためだったら、左手一本ぐらいどうなったっていいとさえ思っているくらいだ。いや、本当にね。それで僕のキャリアはおしまいということになるけれど、この上ない幕引きになるね」とマクドウェルは火曜日に戯けてみせた。
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34歳のマクドウェルはペブルビーチで開催された2010年の「全米オープン」を制し、オリンピッククラブでの2012年大会では2位タイに入ると、その1ヶ月後のロイヤルラリザムで開催された「全英オープン」では自己最高位となる5位タイに入っている。
彼は「全英オープン」が最後にホイレイクで開催された2006年大会では、最終的には61位まで順位を下げるも、「66」でラウンドした初日には首位に立っている。そして、今回の2014年大会へは、2週間前にル・ゴルフ・ナショナルで開催された「アルストム・フランスオープン」でのタイトル防衛を果たして臨むこととなった。
「自分のキャリアにおける次の章へと突き進み、もっとメジャーで優勝する準備はできているように感じる」とマクドウェル。「もちろん一発屋になどなりたくないし、『全米オープン』で優勝して以降、この何年間かで多くのことを学んできたからね」。
「今週の舞台は僕に合ったゴルフコースだし、メジャー制覇に向けできる限り多くのチャンスを作り出したいと思っている。普通の大会でさえ勝つことは難しいけれど、メジャーでの優勝となると話は全く違ってくる。メジャーでの優勝は特別なんだよ」。
「クラレットジャグが獲得できたらいいね。あれと(マスターズ勝者へ贈られる)グリーンジャケットはどちらも負けず劣らず欲しい物ではあるけれど、恐らく僕にとっては、マスターズではなく、クラレットジャグこそが勝ち取りたい唯一の物なのだと思う」。
たとえこの先、メジャーで優勝することが叶わなかったとしても、自身のキャリアを失敗と位置づけることはないと語ったマクドウェルは、「そう言う自分の発言自体、メジャー制覇に向けこれまでにないほどモチベーションが高まっている証だと思う」と述べた。
「僕には経験も信念も知識もあるから、自分のゴルフができれば、72ホールをやり抜く手練は備わっていると思うし、あるいは任務遂行とゆくかもしれない。メジャーでの次なる勝利に向け、かつてないほど準備できているように感じるんだよ」。
この確信めいたコメントの裏には、複数コースの持ち回り制で開催される「全英オープン」にあって、折よく今大会が、マクドウェルが彼のゴルフに最も適していると感じるホイレイクで開催されるという事実もあるのだろう。
「そうだね。こことレイサムかな」とマクドウェル。彼は2010年の「ライダーカップ」ではケルティックマナーで勝利を決定付けるポイントを獲得している。「ここが好きなのは、トラブルを避けて通れないからなんだ。セントアンドリュースなんかは、飛ばし屋たちが思い切り飛ばしてトラブルを楽々避けて通れるゴルフコースの好例だよね」。
「レイサムも試練を与えるコースだと思う。このコースも使えるエリアが僅かしかないね。バンカーも上手い具合に張り巡らされている。260ヤード地点と290ヤード地点にバンカーがあるから、ティショットから自制心が必要になってくるし、良いアイアンショットが頼みの綱となるんだ」。