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2014年 マスターズ
期間:04/10〜04/13 オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

偉大なるバッバがグリーンジャケットを奪還

今年の「マスターズ」は米国のバッバ・ワトソンが2年ぶりとなる2勝目を挙げて幕を閉じた。2位タイには、そろって「マスターズ」初出場だったヨナス・ブリクストジョーダン・スピースという2人のルーキーが入った。

最終日を「69」でラウンドしたワトソンは通算8アンダーまでスコアを伸ばし、スピースとスウェーデンのブリクストに3打差をつけて優勝を飾った。2位の2人から1打差の4位にはスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスが入った。

優勝を決めた35歳のワトソンは18番のグリーン上で妻と息子と抱き合い勝利の喜びを分かち合った。ワトソンと妻のアンジーさんは2年前、この地でプレーオフの末にルイ・ウーストハイゼンを下して初優勝を遂げた数日前に息子のカレブ君を養子として迎え入れていた。

タイガー・ウッズの持つ最年少優勝記録の更新を狙った20歳のスピースは、4番でバンカーからのチップインバーディを奪うなど順調な出だしを見せ、7ホール終了時点では2打差の首位に立ち、記録更新へ邁進するかに見えた。

しかし、その後の2ホールでスピースは2打差の首位が2打差の2位となってしまい、その後は入れ替わりで首位に立ったワトソンが優位に試合を進め、終盤の重圧にも耐えて2003年以来6回目となるレフティーによる優勝をたぐり寄せたのである。

1999年のホセ・マリア・オラサバル以来となる欧州勢による「マスターズ」制覇の期待も高まったが、メジャー史上最年長優勝を狙ったヒメネスは「38」を要した前半のラウンドが響く格好となり、リー・ウェストウッドも序盤の4ホールを3オーバーとして早々に優勝戦線から脱落してしまった。

欧州勢にとってはロリー・マキロイによる「マスターズ」自己記録更新が多少の慰めとなったかもしれない。24歳のマキロイは、「マスターズ」2勝の56歳、ベルンハルト・ランガーと並ぶ8位タイで大会を終えた。

昨年までの3大会では、連続して最終組以外から王者が生まれていたが、この日の大部分はスピースとワトソンの最終組の2人による一騎打ちの様相を呈した。尚、ワトソンはこれまでのキャリアで54ホール終了時点で首位に立っていたことが7回あり、優勝を飾ったのはそのうちわずか1回のみだった。

2012年12月にプロに転向したばかりのスピースは、出だしの2ホールでティショットをミスしたものの、1番ではパーセーブに成功し、パー5の2番では4.5メートルのバーディパットを決めた。

ウェストウッドがダブルボギーを叩き、首位タイにつけていたマット・クーチャーも4パットのダブルボギーを叩いたパー3の4番では、スピースにとってパッティングの心配は無用となった。彼はガードバンカーから直接カップにねじ込み、起死回生のバーディを奪ったのである。

3番でボギーを叩いたワトソンは、スピースによる前述のチップインバーディにより一時的に首位から3打ビハインドとなったのだが、クールなレフティーは4番ホールで1.5メートルのバーディパットを落ち着いて沈め、すぐさまその差を2打に戻した。

5番でもグリーン脇のバンカーに捕まったスピースは、ここでは4番で見せた魔法の再現とはならなかったが、パー3の6番ではピン側に寄せる素晴らしいティショットから短いバーディパットを沈めてスコアを伸ばした。しかし、ここではワトソンも3メートルのバーディパットを沈めている。

7番でもバーディを奪ったスピースは、この時点でワトソンに2打差の首位に立っていたのだが、20分後にはその立場が逆転することになった。

スピースが8番で3パットのボギーを叩き、続く9番でも2打目がスピンでグリーン手前へこぼれてボギーを叩いたのに対し、ワトソンはパー5の8番で寄せワンでのバーディ奪取に成功し、続く9番でも4メートル弱のバーディパットを決めたのである。

ワトソンは2年前にプレーオフでウーストハイゼンに勝利した10番でボギーを叩くも、パー3の12番ではスピースがティショットをグリーン手前のクリークへ落としてしまい、その差は再び2ストロークに開いた。

ティショットの飛距離を大きなアドバンテージとして活かしてきたワトソンは、パー5の13番で360ヤード越えのドライバーショットを放ち、このホールをバーディとしてスピースとの差を3打に広げることに成功した。

そして迎えた17番では、ワトソンが試練のパーパットを沈め、3打差を保つことに成功。パットを沈めた際にワトソンが見せた力強いガッツポーズが勝負の行方の決したことを雄弁に物語っていた。

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