「メイド・イン・デンマーク」で歴史に名を刻み損ねたルイス
2019年 メイド・イン・デンマーク
期間:05/23〜05/26 場所:ハイマーランド ゴルフ&スパリゾート(デンマーク)
前年覇者は本命 デンマークで注目の3選手は
「メイド・イン・デンマーク」の第6回大会を前に、データの達人があらゆる数字を精査し、次の3人を大会の注目選手に選出した。
本命:マット・ウォレス
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何をおいても、ディフェンディングチャンピオンを無視できない。ヨーロピアンツアー4勝のウォレスは、「ブリティッシュマスターズ」で2位、そして「全米プロゴルフ選手権」で3位と、このところ好調の波に乗っているだけではなく、過去にデンマークでは素晴らしい成績を収めている。
これまでデンマークで8ラウンド(ハイマーランドG&SRで4ラウンド、シルケボーGCで4ラウンド)している29歳は、全ラウンドで平均してフィールドに対し3ストローク上回っており、これは大会史上ベストの数字となっている。わずか144ホールのプレーで通算スコアは31アンダー。こちらは大会史上3番目の好スコアである。ちなみに、1位のソレン・ケルドセンは通算42アンダー、そして2位のブラッドリー・ドレッジは通算32アンダーとしているが、ふたりともウォレスの倍以上となる300ホール以上をプレーしている。
デンマークでの好成績と最近の好調を考慮すると、ウォレスが今週も優勝争いに加わるのはほぼ間違いないだろう。
対抗:エリック・ファンローエン
ここだけの話、ファンローエンがヨーロピアンツアーで優勝するのは時間の問題だ。2017年にチャレンジツアーからの昇格を果たし、現在欧州ゴルフのトップツアーで2年目をプレーしているこの南アフリカ人選手は目下好調を維持している。先週の「全米プロゴルフ選手権」で8位タイに入るなど、直近の5試合全てで29位タイ以上の成績を残している。
世界ランキング89位のファンローエンは安定してリーダーボードの上位で優勝争いに加わっている。首位で最終日を迎えた「ハッサンIIトロフィー」では、優勝したホルヘ・カンピージョに2打届かなかったが、今週こそ逃し続けている初優勝をつかみ取るべくデンマークでティアップする。
ドレッジが最後にヨーロピアンツアーで勝利してから13年が経過したが、彼は要チェックの存在。ウェールズのベテランは、直近2大会こそ続けて予選落ちを喫しているが、今季は吉兆を見せており、特に世界トップクラスのフィールドを相手に13位タイに入った「サウジインターナショナル」のパフォーマンスは明るい材料となった。
45歳のドレッジにとって、デンマークには何かがあるようで、この大会での通算バーディ数と通算スコアで、ドレッジはケルドセンに次ぐ歴代2位にランクインしている(78バーディ、通算32アンダー)。これはデンマークでの更なる歓喜のレシピであると我々は考えている。