ショット不調で「ちょっと奇妙」 ハットンがセントアンドリュースで初V
2018年 アルフレッド・ダンヒル リンクス選手権
期間:10/04〜10/07
「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」について知っておくべき5つのこと
今週開催される「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」の鍵となる5つのテーマは以下の通りになる。
■3連覇なるか
昨年、イングランドのティレル・ハットンは史上初となる「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」でのタイトル防衛に成功し、歴史に名を刻んだ。26歳のハットンにとって2016年の優勝は、その3年前に下部チャレンジツアーからの昇格を果たした欧州ツアーでの初優勝だった。この際、ハットンは3日目にセントアンドリュースでコースレコードに並ぶ「62」をマークした。タイトル防衛に臨んだ2017年は、4日間を「68」「65」「65」「66」でラウンドし、その任務を遂行した。果たして3連覇達成はあるのだろうか?
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■メジャー王者が出場
2013年にチャレンジツアーのスター選手だったブルックス・ケプカは、その後めきめきと頭角を現し、今ではメジャー3勝を誇る王者となった。2017年に「全米オープン」を制覇した米国のケプカは、今年、シネコックヒルズでタイトル防衛を果たした。その2カ月後、ケプカは「全米プロゴルフ選手権」も制覇し、現在は4大メジャーのうちの2タイトルを保持している。今大会のフィールド中で唯一のメジャー王者であるケプカは先週、フランスで開催の「ライダーカップ」に初めて出場し、米国代表が獲得した10.5ポイントのうちの1.5ポイントをチームにもたらした。
■「ライダーカップ」出場組
スコットランドでティアップする今年の「ライダーカップ」出場選手はケプカとハットンのみではない。今週は彼ら以外にも3選手と5人の副キャプテンが出場する。ケプカのチームメイトであり、ル・ゴルフナショナルにおいて米国代表で最も輝きを見せた選手の一人でもあるトニー・フィナウは大会初出場を果たす。
欧州代表からはハットンに加え、5マッチで4ポイントを獲得したトミー・フリートウッド、そして日曜のシングルスでジョーダン・スピースを圧倒したトービヨーン・オルセンが出場。米国代表で副キャプテンを務めたマット・クーチャーも大会初出場を果たすほか、ル・ゴルフナショナルでトーマス・ビヨーン率いるチームを裏方として支えたルーク・ドナルド、パドレイグ・ハリントン、ロバート・カールソン、そしてグレーム・マクドウェルもスコットランドでティアップする。
■チャレンジツアー同窓会
今週は今季チャレンジツアーで優勝を飾った4選手が今大会に出場する。すでに来季欧州ツアーの昇格を決めているキム・コイブは、今年のチャレンジツアーにおいて最も成功した選手の一人である。フィンランドのコイブは4月の「ベルト・アンド・ロード カラフルユナンオープン」で優勝を遂げると、その2週間後には「ビエルマキ フィンランドチャレンジ」で早くも今季2勝目を挙げた。一方、「アンダルシア コスタデルソルマッチプレー9」と「カザフスタンオープン」を制覇し、こちらも今季2勝を挙げているリアム・ジョンストンも母国での大会に2年連続で出場する。
残り2人のチャレンジツアー王者であるトム・ルイスとリチャード・マケボイは、素晴らしいシーズンを送っている。「ル・ボードライユ ゴルフチャレンジ」を制覇したマケボイは、その翌週、「ポルシェヨーロピアンオープン」で欧州ツアー初優勝を果たし、同ツアー出場285大会目でついに勝利の美酒を味わった。一方、ルイスは「ブリヂストンチャレンジ」で7年ぶりの優勝を果たすと、プロ初勝利を挙げた「ポルトガルマスターズ」を制覇し、同大会で複数回優勝を遂げた初めての選手となった。
■3コースを使用
今大会は、欧州ツアー国際スケジュールのなかで、3つのコースを使用して開催される唯一の大会である。168人のプロは168人のアマチュアとタッグを組み、最初の3日間は、セントアンドリュースのオールドコース、カーヌスティのチャンピオンシップコース、そしてキングスバーンGLの3コースをローテーションでプレーし、最終日はオールドコースをプレーする。予選カットは第3ラウンド終了時に行われ、60位タイまでのプロ選手と、プロ選手のスコアに関係なく上位20位に入ったプロアマのチームが最終日に駒を進める。