谷原秀人が3位発進 川村昌弘24位、首位にラムフォードら
大混戦の中で地元のラムフォードが首位タイ発進
「ISPS HANDAワールドスーパー6パース」初日を終え、首位タイに立ったブレット・ラムフォードは、地元ファンを前にしたプレーに全くプレッシャーを感じることはなかったと言い切った。 レイクカリーニャップCCでは直近の3大会でいずれもトップ20入りを果たしているパース出身のラムフォードは、初日「66」、6アンダーとしてイングランドのマーク・フォスターと並ぶ首位タイ発進を切った。
リーダーボードは、首位から2打差に21人がひしめく大混戦となっており、日曜の最終日に行われるノックアウト方式によるマッチプレー進出へ向け、し烈な争いが展開されそうだ。大会はこの後、金曜に通常の予選カットが行われ、その上で土曜にもカットがあり、ヨーロピアンツアー初の試みとなる最終日のマッチプレーへ進出する24人が決定する。
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「オーストラリアPGA選手権」で5位に入るなど、幸先の良い2017年シーズンのスタートを切ったラムフォードは、昨季失ったシード権を取り戻すべく、地元での好調を活かしたいと考えている。「実際のところ、今年はスイッチが入ったように感じられるので、プレッシャーは全く感じていないんだ。とにかく1大会ずつこなしていっている感じなんだ」とラムフォード。「出場する大会はすべて純粋に優勝を狙いに行っている。休みは長かったから、リラックスできているし、また良いプレーができるよう次の機会へ向け準備しているんだ」。
39歳のラムフォードは、10番、11番(パー5)、14番、そして15番(パー5)でバーディを奪い、13番ではこの日唯一のボギーを叩いて「33」でハーフターンすると、後半に入り、1番と4番でバーディを奪ってスコアを伸ばした。その後、パー5の7番で3打目をピンそば2.4メートルにつけてこの日7つ目のバーディを奪い、1打差の首位に立った。
同じく「33」でハーフターンしたフォスターは、後半に入り、1番、4番、そして5番(パー3)でバーディを奪い、首位に並んだ。イングランドのフォスターも同じく昨年にシード権を喪失したのだが、こちらはQスクールに出場して出場権を得て、今季で16シーズン連続のツアー出場を果たすこととなった。
「うれしい驚きだね。遠路はるばるやってきて、何が起こるか分からないままこの場所へたどり着いたけれど、見ての通り、ラウンドの進行と共にプレーが良くなっていったので、とてもうれしいね。出るからには優勝争いをしたいから、早い時間に来たんだ。というのも、ここのところ、ほとんどプレーしていなかったからね。それが自分でできる最高のことだったかもしれないね」。
首位と1打差の3位集団には10人がつけており、西オーストラリア出身のスティーブン・ダートノール、ダニエル・フォックス、そしてジェイソン・スクリブナーの3人、そして豪州の同胞であるアダム・ブライスとルーカス・ハーバートはこの位置につけている。また、ケーシー・オトゥールとジョハネス・ヴィーアマンの米国人コンビ、イングランドのロバート・ディンウィディ、ドイツのセバスティアン・ハイゼレ、そして日本の谷原秀人もつけている。