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BMW南アフリカオープン
期間:01/07~01/10  場所: グレンダワーGC(南アフリカ)

B.ストーンが困難を乗り越え欧州ツアー初優勝

「BMW南アフリカオープン」は劇的な最終日の末、ブランドン・ストーンがヨーロピアンツアー初優勝を飾った。

地元期待のストーンが今大会を制したことにより、ナショナルオープンとして世界で2番目に古い歴史を持つこの大会が1997年にヨーロピアンツアーの国際スケジュールに組み込まれて以来、20大会中13大会を南アフリカ勢が制覇したことになる。そのストーンはラウンドを終えた直後、18番のグリーン上で涙に暮れた。

この涙は22歳のストーンが途方もない一日を送ったが故のものであり、3日目を終えて2打差の首位に立った彼は、最終ラウンドでは一時5打差のリードをつけるも、その後足踏み。最終的には通算14アンダーでフィニッシュして同胞のクリスチアン・ベゾイデンハウトに2打差をつけて優勝した。

最終日を7バーディ、6ボギーの「71」でラウンドしたストーンによる優勝は、この大会がヨーロピアンツアーに組み込まれて以降の最年少優勝となった。

この優勝は、彼が母国で将来を嘱望される存在となり始めたここ数ヶ月の目を見張る展開を締め括るに相応しいものとなった。

11月初旬の「NBOゴルフクラシックグランドファイナル」で6位に入り、チャレンジツアーの年間ランキングで14位に入って今季ヨーロピアンツアーのシード権を手にしたストーンは、その僅か2週間後の「ケープタウンオープン」でサンシャインツアー初優勝を遂げている。

その後、彼はヨーロピアンツアーのフルメンバーとして初めて臨んだ大会の「アルフレッド・ダンヒル選手権」で18位タイに入り、同ツアー27回目の出場となったグレンダワーGCでの今大会で優勝を遂げたのである。

レティーフ・グーセンアーニー・エルストレバー・イメルマン、そしてその他多くの先人たちの仲間入りができたのは、とても特別なことです。これは本当に格式の高い大会ですし、特に南アフリカのゴルファーにとっては特別な大会なのです」。

「本当にでき過ぎですね。今は色々な感情に圧倒されています。浮き沈みの激しい最終ラウンドでしたが、最後にトップで終えることができたのは驚くべきことでした」。

ストーンは5番から7ホールで5つスコアを落としたが、それでも木曜にティアップしたときから持ち続けてきた優勝への信念が揺らぐことはなかった。

「自分のすべきことに集中しようと努めました。あの後も幾つかバーディを奪えるホールはありましたから」。

「12番でバーディを奪ったときは、『さあこれからだ。ここから行こう。ここでのバーディはすばらしかったから、ここからだ』と自分に言い聞かせました」。

「昨年は年末へ向け良いプレーができていましたし、クリスマスや休暇期間中にハードに練習を積んだのが大きく役立ちました」。

「木曜の時点で、今週は自分のゴルフが優勝争いをできるだけの状態に仕上がっていると感じていました」。

ストーンの対抗馬として、最終ラウンドの折り返しでは2打差の首位に立っていたダニエル・ブルックスは2014年の「マデイラアイランドオープン」に続くヨーロピアンツアー2勝目とは行かなかった。

ちなみに同大会は悪天候により36ホールに短縮されたのであるが、今大会も初日からの3日間は荒天に見舞われ、日曜の朝に第3ラウンドが再開した時点ではブルックスとストーンが首位タイで並んでいた。

ブルックスは13番でバーディを奪って通算11アンダーとするが、12、13、16番とバーディを奪ったストーンのペースには着いて行けず、54ホール終了時点ではストーンが2打差の首位に立った。

最終ラウンドが始まって1時間もしないうちに流れが変わる兆しが見え始めるも、その時点ではストーンは優勝へ向け問題なく邁進しているように見えた。

彼はパー5の2番で寄せバーディを奪うと、4番では見事なティショットから2打目をピン側1.8メートルにつけてバーディ。しかし、5番ではティショットでミスをしてボギーを叩き、通算14アンダーにスコアを戻した。

最終ラウンドでは組み合わせの変更がなかったため、そのまま2組後でプレーしていたブルックスはティショットを左へ外した2番でボギーを叩くも、その後は3番と5番で勢いに乗るパットを沈めるなど、3ホール連続でパーとした。

ストーンがウォーターハザードに捕まった6番でボギーを叩き、続く7番でも1.2メートルのパーパットを外したため、俄に後続との差が縮まり、ブルックスは6番で2メートルのバーディを沈め、この日初めてスコアを伸ばした。

ストーンはティショットをミスしたパー5の8番では2打目でグリーンを捉える見事なリカバリーを見せ、2パットでバーディを奪って再び後続との差を2ストロークに広げた。しかし、続く9番ではまたしてもティショットを大きく曲げてこの日4つ目のボギーを叩いて、前半を「37」として後半へ折り返した。

一方、同組のベゾイデンハウトは調子を上げ、2番でバーディを奪うと、8番と9番でもバーディを奪い、通算10アンダーで後半を迎えた。

ブルックスは僅かのところでイーグルパットを決め損なった8番でバーディを奪って通算12アンダーとして再び首位に並ぶと、その僅か後には、ストーンが10番で下りの速いパットを外して5番からの6ホールで5つ目のボギーを叩いたことにより、単独首位の座を手に入れた。

一方、ベゾイデンハウトは10番で見事な2打目からバーディを奪い、2位タイに浮上した。

11番ではストーンとベゾイデンハウトが共にボギーを叩いたため、ブルックスのリードは2打差に広がるも、首位のブルックスが10番でボギーを叩いたことで、勝負は僅差のまま終盤へもつれ込んだ。

辛抱強くプレーするストーンは12番でバーディを奪い、首位に並ぶと、続く13番では目の覚める2打目から単独首位に抜け出すチャンスにつけた。先に13番をホールアウトした同組のベゾイデンハウトもこのホールをバーディとしたため、首位は三つ巴の状態となったが、ストーンは難なくバーディパットを決めて再び単独首位の座についた。

この南アフリカ人ペアは15番で互いにイーグルパットを残すも、2人ともこのホールはバーディ止りとなり、ブルックスが13番でバーディを奪ってベゾイデンハウトに追いついた。

ストーンの出入りの激しいラウンドはその後も続き、5番からの7ホールで6つのボギーを叩いた彼は、16番でバーディを奪い、12番からの5ホールでは4つのバーディを奪ったのである。

パー3の17番を2パットのパーとしたストーンはこの日初めてガッツポーズを見せると、同ホールでベゾイデンハウトがパーパットを外したことにより勝負は決した。

18番で3打目をピン側に寄せたルーキーのストーンは既にグリーン上で涙しており、ベゾイデンハウトがバーディパットを決めるのを見守ると、自身のパーパットを問題なく沈め、後はブルックスを待つのみとなった。

イングランド出身のブルックスは18番をボギーとして、通算11アンダーの単独3位で大会を終え、その2打後方の4位タイにはレティーフ・グーセンブランデン・グレースキース・ホーン、そしてジャスティン・ウォルターズの南アフリカ人カルテットが入った。

同じく南アフリカのトレバー・フィッシャーJr、そしてこの日ベストの「65」をマークした米国のダニエル・イムが通算8アンダーの8位タイで大会を後にした。


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