2026年 メイバンク選手権

勝みなみ「私もかけてもらいたい」 吉田優利のシャンパンファイトの陰で

2026年 メイバンク選手権 事前 勝みなみ
勝みなみは今週も米女子ツアー初優勝に挑戦する

◇米国女子◇メイバンク選手権 事前(27日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536yd(パー72)

マレーシアのうだるような暑さにめげる様子はない。「鹿児島の夏に比べればマシ。(地元では)朝6時半からゴルフ場で練習していても“滝汗”でした」。米女子ツアー4年目。世界中で「それを思い出しながらいつも回る」のが、勝みなみの高気温への対策だ。

6月の「マイヤーLPGAクラシック」(7位)を最後に、トップ10入りがないままアジアシリーズ3戦目を迎えた。「先週までのことはもう忘れて、今週からスタートみたいな気持ちで挑んでいる。いろんな意味でリセットできた」と気分を一新。74位と低迷した先週「BMW女子選手権」の夜にスイング修正のヒントが見つかったという。

「調子が悪い時って、身体が“膠着して”縮こまっているというか。自信がなくなって、構えが丸まっている感じだった」。目線は低く、動きは小さくなり、本来のバランスからはかけ離れたものに。韓国からマレーシアに移動して「もっと胸を張るような感じでイメージを出したら良いのかなって。(練習ラウンドで)やってみたら割と良かった。これを続けて(自分に)慣れさせようと思います」と具体的なポイントを挙げて修正を施している。

約1カ月前に西村優菜の初優勝(NWアーカンソー選手権)を見届け、先週は吉田優利を祝福した。18番グリーンで吹きかけたシャンパンの大量の泡は後輩の顔にしっかり命中。「まさか、あんなにブワーッと飛ぶなんて。優利ちゃんは『水、多めで』と言っていて、私もそのつもりで余裕を持って、(周りの選手が水をかけるのを)待っていたんですけど」と笑って振り返る。

2026年 メイバンク選手権 事前 勝みなみ
雨は上がる

一緒につぶやいた言葉が今は切ない。「もう、かけ慣れちゃった」。優勝争いはもう何度もしてきた。年間ポイントランキング(レース・トゥ・CMEグローブ)は28位で、今年も早い段階で最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC)への出場も確実にした。だから、「私もかけてもらいたい」というのが願い。祝福シーンの陰には「(原)英莉花ちゃんとも『頑張ろうね』と言っていた」という一幕があったという。

「優利ちゃんは『もうマジで、みなみさんのときに、私は本当にやり返しますから』って話していた」。どれほど多くの泡も、水も、受け止める準備はできている。(マレーシア・クアラルンプール/桂川洋一)

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