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2015年 アルフレッド・ダンヒル選手権
期間:11/26〜11/29 場所:レオパルドクリークCC(南アフリカ)

シュワルツェルがレパードクリークで“ファンタスティック・フォー”を達成

南アフリカでの「アルフレッド・ダンヒル選手権」で4勝目を挙げたシャール・シュワルツェルが、キング・オブ・レパードクリークCCの称号を確固たるものにした。

地元で人気のシュワルツェルは、これまで2005年、2013年、そして2014年シーズンにこの大会で優勝しており、今回の優勝でメールレーンではこれまで出場した11大会中8大会でトップ2入りを果たしたことになり、通算スコアを122アンダーとした。

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シュワルツェルは前半を1オーバーの「36」でラウンドし、3打差のリードをふいにするかに見えたが、後半を「34」で回って通算15アンダーとし、グレゴリー・ボーディに4打差をつけて優勝を飾り、2016年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」開幕戦で幾つかの記録を打ち立てた。

この勝利により、シュワルツェルは南アフリカ人選手として初めて単一のヨーロピアンツアー公式大会で4勝を挙げた選手となり、同国の選手としてアーニー・エルス、そしてレティーフ・グーセンに続き、ツアー10勝目の大台に乗せた3人目の選手となった。

31歳でのヨーロピアンツアー10勝は南アフリカ人選手としては最年少での達成となり、2002年に「ドバイデザートクラシック」を制してツアー二桁勝利を挙げたエルスの記録を1歳更新することとなった。

シュワルツェルは近年の「アルフレッド・ダンヒル選手権」での優勝を除くと、2011年の「マスターズ」以来勝利がなく、世界ランキングは50位まで後退していた。

しかし、この勝利により同ランキングでのトップ40入りは確実となり、当人はこれまでのハードワークが報われたことに喜びを見せた。

「最高の気分だね」とシュワルツェル。「ここ数年はかなりのスランプだったんだ。大会で自分が優勝する姿が想像できなかったからね」。

「ここ18ヶ月は本当にハードワークを積んできたのだけど、毎週毎週状況が変わらないという感じのなかでプレーするのはフラストレーションが溜まるものだったね」。

「思うに、状況を変えるのにこの場所以上に相応しい所はないね。ここは僕に本当に良くしてきてくれたから。僕はここで初勝利を挙げ、10勝目もここで挙げたのだから、とても相性が良いんだろうね」。

「ここでメジャーが開催されればと思うよ。ここは断然僕の一番のお気に入りの場所さ。ここへ来るのも好きだし、ゴルフコースも大好きだね」。

「バックナインで好転したね。今日はもっと心地良くプレーできたよ」。

「週末はチッピングが凄く良くて、それで勢いに乗ることができた。11番、13番、そして14番でバーディを奪うことができたね。優勝するにはバックナインを少なくとも2アンダーか3アンダーで回らなくてはいけないのは分かっていたから、それができて嬉しいよ」。

「16番でリーダーボードを見てからは落ち着いてプレーできたね。あとは僕次第で、ミスさえしなければ良いというのが分かったからね」。

フランスのボーディは7番のトリプルボギーから挽回し、最終日を「68」でラウンドして単独2位で大会を終え、その1打後方の単独3位には同胞のベンジャミン・エベールが入り、自身のヨーロピアンツアーにおける最高成績を更新した。

ボーディは3番と4番でバーディを奪って通算9アンダーとすると、エベールとルーキーのセバスチャン・グローは初めの2ホールをパーとして通算10アンダーで首位を追う序盤となった。

土曜の第3ラウンドではロングゲームがしっくりこなかったと語っていたシュワルツェルは、ティショットを大きく右へ曲げた3番でボギーを叩くと、グローは同ホールをダブルボギーとして通算8アンダーへ後退した。

グローは続く4番でもダブルボギーを叩いて優勝争いから脱落するも、入れ替わりに同胞のボーディが優勝争いに名乗りを上げ、5番と6番でスコアを伸ばし、4連続バーディとした彼は通算11アンダーまでスコアを伸ばし、首位から僅か1打差まで詰め寄った。

ボーディは5番でバーディを奪ったエベールに並ばれると、パー3の7番ではティショットがウォーターハザードに捕まりトリプルボギーを叩いた。

シュワルツェルはワンオン可能なパー4の6番で2打目のチップショットをピン側60センチに寄せてバーディを奪い、エベールが8番のガードバンカーからのパーセーブに失敗したため、再び2位との差は3ストロークに広がった。

グローは5番と7番でバーディを奪う盛り返しを見せ、スコアを通算8アンダーまで戻すと、8番で2打目をミスしたシュワルツェルがこの日2つ目のボギーを叩いた。

ボーディとエベールが11番でバーディを奪うと、10番で見事なパーセーブを披露したシュワルツェルは同じく11番で3メートルのバーディパットを沈めて応戦し、通算13アンダーとした。

ボーディは13番でバーディを奪うも、シュワルツェルも同じくパー5の13番でバーディを奪って他の追随を許さず、14番では3.6メートルの見事なバーディパットを決めて通算15アンダーとし、2位につけるエベールとの差を4ストロークに広げた。

グローは11番と13番でバーディを奪うも、14番と16番でボギーを叩いたことにより優勝の望みが断たれた。一方、ボーディは14番でボギーを叩くも、15、16番と連続バーディを奪い、2位タイに浮上した。

エベールは12番から6ホール連続でパーとするも、最終ホールをボギーとして単独3位で大会を終えた。昨季のチャレンジツアーを2位で終えたグローは、最終ホールで長いバーディパットを沈めて通算9アンダーとし、ヨーロピアンツアー僅か2戦目で単独4位の好成績を手にした。

通算8アンダーの5位タイには、グローの同胞で同じくチャレンジツアー上がりのトマス・リナールマット・フォード、そしてユースト・ラウテンが入った。

その1打後方には遅めの巻き返しを図ったディフェンディングチャンピオンのブランデン・グレースが入った。彼はパー4の11番でイーグルを奪ってチャージを開始するも、16番と18番で池へ入れて後退した。

この日のベストスコアとなる「64」をマークしたジャコ・バンジル、そして最終日を「68」でラウンドしたエディ・ペパレルもグレースと並ぶ通算7アンダーの8位タイで大会を終えた。

大会2勝のパブロ・マルティン・ベナビデスは通算6アンダーで大会を終え、その1打後方の18位タイグループには昨季の「ロード・トゥ・オマーン」を制したリカルド・ゴウベイア、そしてQスクール上がりのルーキー、ブランドン・ストーンらが入った。

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