開幕を待つポルトガルマスターズ
2015年 ポルトガルマスターズ
期間:10/15〜10/18 場所:オセアニコ ビクトリアGC(ポルトガル)
地元での栄冠を狙うゴウベイア
2015/10/14 10:37
リカルド・ゴウベイアは今季のチャレンジツアーを牽引する一人となっているが、その新星は今週、「ポルトガルマスターズ」にて、一つ上のカテゴリーであるヨーロピアンツアーで腕試しをすることに胸を躍らせている。
チャレンジツアーで安定したシーズンを送るゴウベイアは、現在「ロード・トゥ・オマーン」のランキングで2位につけている。
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既に2016年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」デビューを確定させている24歳は、欧州ゴルフのトップカテゴリーでのフルシーズンデビューへ向けてすでにプランを練り始めている。
既に何度か出場を果たしているゴウベイアのヨーロピアンツアーにおける成績は決して芳しくはないものの、今季のチャレンジツアーではドイツで優勝するなど、10度のトップ10入りを果たしており、ポルトガル出身の彼が、ビラモウラのオセアニコビクトリアGCで開催される母国の大会で引き続きその見事なパフォーマンスを披露したとしても、驚きではない。
「もう長い間、今週を楽しみにしてきました。自分の国で開催される大会でプレーするのは常に良いものです。
地元の大歓声の後押しを受けられますし、夜は自分のベッドで寝られるのがちょっとしたボーナスと言えますね。
5つあるオセアニコのコースでは良くプレーをしましたので、ビクトリアコースについては良く知っています。それに先週はここで練習しながら過ごしましたので、大会へ向けた準備は万全ですよ」とゴウベイア。
「ヨーロピアンツアーでプレーして、自分のゴルフがどのレベルにあるのかを知り、来年のフルシーズンを前に、このツアーの選手たちと相対して自分の力量を測れるのがいいですね。
私は正しい道筋に沿って進んでいると思いますし、今年のチャレンジツアーでの成績はとても良いですが、自分のゴルフを精進し続けなければなりませんし、ステップアップする来季も同様の成績が収められればいいですね」。
今大会にはゴウベイアの他に7人のポルトガル人選手が出場する予定だが、ビラモウラ在住であり、オセアニコビクトリアGCとも深い関わりを持っているリカルド・サントスもその一人である。
ヨーロピアンツアーのシード権確保へ向け、残された大会は総額200万ユーロの今大会と、来週の「USB香港オープン」の2大会のみとなった今、サントスは来月のQスクール行きを回避するにあたり、大きなパフォーマンスを示す必要に迫られている。
この地元の大会におけるサントスの最高成績は2012年の16位タイとなっており、かつての「マデイラアイランドオープン」王者が現在180位につける「レース・トゥ・ドバイ」のランキングで70位ジャンプアップしてシード権を確保するには、これまでの最高成績を大幅に上回る必要がある。
ヨーロピアンツアーで1勝、そしてチャレンジツアーでは3勝しているジョゼ・フィリペ・リマも今大会のフィールドに名を連ねる地元ポルトガル勢の一人であり、最近リスボンで開催された「ポルトガルアマチュア選手権」でトップ2を占めた若きアマチュア選手のトマス・シウバとビクトール・ロペスも今大会に出場する。