「ポルシェヨーロピアンオープン」は初日を終え、「64」でラウンドしたベルント・ウィスベルガーとベンジャミン・エベールの2人が首位を分け合う展開となった。

「アルストムフランスオープン」王者のウィスベルガーはノーボギーの初日に、18番で2メートルのバーディパット決めるなど7つのバーディを奪い、クラブハウスリーダーのエベールに7アンダーで並んだ。

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出だしから好調さをうかがわせたオーストリア出身のウィスベルガーは3番、8番、9番でバーディを奪い、「32」で前半をラウンド。パー5の10番でもバーディを奪い、その後4ホールを危なげなくパーとすると、15、16番と連続バーディを獲って、リーダーボードを駆け上がった。

29歳のウィスベルガーは最終ホールでも度胸を見せ、バーディパットを沈めてトップのヘベールに並んだ。

初日のパフォーマンスに満足するウィスベルガーはラウンド後、「とても良い感じで今週を迎えたんだ。先週は良いゴルフをプレーし、今週もその調子を持続できているから、トーナメントの入り方には満足しているよ」と述べた。

「ショットがとても良いので、今は自分と相性の良くないコースはほとんどないね。こんなこと、そう頻繁に言えるわけではないけれど、自分のショットの弾道と飛距離がコントロールできているんだ」

「グリーンでいくつかミスをしたけれど、全てのパットが入るわけではないからね」

「好スコアは予想できたし、コンディションは完璧だったから、その利を活かしてスコアを伸ばさないといけないね。今日はハンター（メイハン）とベルンハルト（ランガー）とともに、すばらしい声援を貰ったよ」

「とても良い雰囲気だったし、僕らはバックナインでは、良いスコアを出さなければと思う中、お互いを高め合いながらスコアを伸ばしたんだ」

10番からスタートしたエベールは、出だし5ホールで3つのバーディを奪い、前半を「33」でラウンドした。

フランス出身のエベールは2番、3番、5番、6番でバーディを奪うと、7番ではこの日唯一のボギーを叩いた。その後、8番でバーディを奪い、初日を7アンダーで終えた。

「すばらしい一日だった。とても良いプレーができた。ここ3週間良いプレーができていたのだけど、いくつかミスもしていた」と28歳のエベール。

「今日はとても良くコースをマネジメントすることができたし、ミスがなかったから、大会の出だしとしてはとても良かったね。前半のスタートも良かったし、バックナインの出だしも良かった」

「僕はチャレンジツアーで2度このコースでプレーしているけど、良いコースだね。今日の午後はすばらしい状態だったし、明日の午前中はグリーンが完璧な状態になるだろうね」

グレーム・ストーム、リチャード・ブランド、リチャード・グリーン、ダレン・フィチャートが初日を6アンダーとして、首位の2人を1打差で追っている。

ドイツのレジェンド、ベルンハルト・ランガーは前半を2バーディ、2ボギーで折り返すと、後半にスコアを5つ伸ばし、大勢がひしめく5アンダーの集団につけている。

「前半はまあまあだったけれど、後半はすばらしかった。（後半の）『31』はとても良いスコアだよ」とランガー。

前後半で全く違うゴルフを展開したハンター・メイハンも5アンダーのグループにつけている。
米国出身のメイハンはフロントナインをパー8つにボギー1つの「36」でラウンドした。その後の4ホールを2イーグル、2バーディとし、上がり5ホールをパーとして初日を「66」で終えた。

「このスコアだったらいつだって御の字だね。5アンダーはソリッドなスタートだよ」とメイハン。

「ここ『ポルシェヨーロピアンオープン』でのプレーに胸を躍らせているし、この調子が持続できれば僕はハッピーさ」

「後半へ折り返した直後の修正がきいたね。フロントナインはグリーンで感触がつかめるかどうかという問題だった。いくつかあったチャンスを決め切ることができなかったのだけど、バックナインでは読みが良くなり、バーディパットを良い感じに沈めることができるようになったんだ」

「何度かツキも味方して、あそこでは流れに乗り、一気に5アンダーまで躍進することができた」

「ベルンハルト・ランガーのようなドイツゴルフ界のレジェンドとプレーできて最高だったよ。彼は自分が勝てると思わない限り大会へは出場しないからね」

「彼はあの歳にして未だにすばらしい技術と飛距離を持っている。見事なものだよね。彼の近くにいられるのは素敵なことさ」

一方、今大会のビッグネームの一人、グレーム・マクドウェルは5バーディ、1ダブルボギーの3アンダー、「69」で初日を終えている。