ドレッジが思い出深きプラハを再訪
2015年 D+D レアル チェコマスターズ
期間:08/27〜08/30 場所:アルバトロスゴルフリゾート(チェコ)
リフレッシュしたモリソンは発進オーライ
この夏はジェームス・モリソンにとって多忙を極めたが、初出場を果たした「全米プロゴルフ選手権」後に1週間のオフを取ったことにより、イングランド出身の彼は再びリフレッシュした状態で「D+Dレアル チェコマスターズ」に臨むことになった。
目下絶好調のモリソンは2015年のヨーロピアンツアーでは最も歴史のある大会で好成績を残しており、「スペインオープン」で優勝を遂げたほか、「アルストムフランスオープン」では2位、そして「BMW PGA選手権」と「全英オープン」ではトップ20入りを果たしている。「D+Dレアル チェコマスターズ」は昨年が第1回大会とあって、彼が好成績を挙げた大会ほど歴史があるわけではないが、モリソンは昨年13位に入ったこの大会には楽しい思い出があり、歴史的な都市であるプラハ再訪を熱望していた。
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「自分のスケジュールを見る前からここへ帰ってきてプレーするのは決めていたんだ」とモリソン。「昨年は本当に楽しんだよ。コースは素晴らしく、施設もファーストクラスだからね。ギャラリーも良かったから、良い思い出のある大会に戻って来るのは常に良いものだし、ここはゴルフをプレーするのに最高の場所なんだ」。
「去年は1週間通して良いプレーができた。土曜に17番でダブルボギーを叩いたことにより、最終的には順位を7つか8つ落として13位としてしまったけれど、素晴らしい1週間だったし、ゴルフコースとの相性は良いんだ。モダンなコースだけど、もう長年ここにあったような感じがするね」。
「餅は餅屋ということだね。視覚的に気に入らないコースもあるけれど、昨年はここへ来るなり、すぐにここの景観が気に入ったね。オストラヴァで大会が開催されていた時はあそこへも行ったけれど、ここは素敵な国だよね。食べ物は美味しいし、大会はとても良く運営されており、ギャラリーは素晴らしい。というわけで、ゴルフをプレーするにはとても良い土地だし、再訪が待ち切れないね」。
ウィスリングストレイツにて米国で開催されるメジャーで初めて予選突破を果たした30歳のモリソンは、初日を3アンダーの「69」でラウンドしたことで、大会序盤はリーダーボード上位にその名を連ねた。米国での経験を堪能したモリソンは、アルバトロスゴルフリゾートで現場復帰することに胸を躍らせている。
「米国での大会の後、良い休暇を取ることができた」とモリソン。「(全米プロで4日間)コースを歩いたということに関しては、疲れを取るのに何日か掛かったね。そういう意味ではとても過酷なコースだったし、暑かったからね。肉体的にも精神的にもタフだったけれど、素晴らしい1週間だったし、今はリフレッシュも完了し、再び発進する準備は整っているよ」。
「メジャーでプレーするのは素晴らしいね。どの選手も毎年プレーしたい場所だから。ギャラリーも含め、ウィスリングストレイツでの経験は最高だった。言ってみれば、『全英オープン』なんかのギャラリーとは違うと思ったね。サッカーの試合にいるかのようだったんだ。土曜日はセルヒオ・ガルシアと同組でプレーしたのだけど、ほとんどスタンフォードブリッジ(プレミアリーグに所属するチェルシーのホームスタジアム)にいるみたいだったよ。とても騒々しく、うるさかった。だからそれに応じ、エンジョイすべきで、僕はまさにそうしたんだよ」。
「とても素晴らしい経験だったし、1週間休暇を取ったのも良かった。再びエネルギーを充填し、今週はここへ帰って来ることができた。出場する大会は全て勝つチャンスがあるし、進歩するチャンスもある。ゴルフをプレーし、競い合うことを愛している。今週について言えば、愛する地、そしてプレーするのが好きな場所へ戻ってくるということなんだ。コースは素晴らしく、プラハは素敵な街で、1週間休みを取ったこともあり、僕はまたプレーしたくてうずうずしているよ」。
今シーズンが開幕した当初、モリソンの公式世界ゴルフランキングは361位だったが、見事なシーズンを送るなか、今ではランキングは82位まで上昇し、「レース・トゥ・ドバイ」でも20位と好位置につけている。チェコでの勝利はこの両方の順位を更に押し上げることを意味するわけだが、モリソンは進歩し続けることを熱望している。
「ここのところの自分のプレーの良さもあって、自信は高まっているけれど、もう2年ほど前から良いプレーはしてきたんだ」とモリソン。 「全てが上手くはまり始め、僕は良いプレーをするレシピを見つけたんだ。肉体的にも精神的にもより良くなっている。とにかくこの良いプレーを持続させたいね。今年はこれを続けたい、というわけではないんだ。これから10年先まで進歩し続けたい、ということなんだよ。しっかりと自分のゲームプランを作った上でここへ来たし、この先も進歩し続けられればと思っている」。