ドレッジが4打差首位 地元のビヨーン、オルセンは3位タイ
2014年 メイド・イン・デンマーク
期間:08/14〜08/17 場所:ヒンメルランドゴルフ&スパリゾート(デンマーク)
冷静なドレッジが首位を堅持
第1回「メイド・イン・デンマーク」、冷静さを保って2日目を3アンダー「68」でラウンドしたブラッドリー・ドレッジが首位の座を守った。
風が吹き荒れた初日のヒンメルランドゴルフ&スパリゾートを「66」でラウンドして首位に立ったのはドレッジ、トーマス・ビヨーン、そしてフィリペ・アギラーの3人だった。
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しかし、雷注意報のため1時間の中断を余儀なくされた2日目に首位の座を守ることができたのはウェールズのドレッジ唯一人だった。2日目も好調を維持したドレッジが単独首位の座を手にし、大会はスリリングな週末を迎えようとしている。
「自分のプレーには満足している」とドレッジ。「チャンスを作り出すことができた。昨日ほど風は強くなく、また風向きが若干変わっていたね。幸運にも幾つかパットを決めることができた。16番でのチップインも良かったし、チャンスをしっかりものにすることができたと思う」。
ドレッジとは対照的に2日目のラウンドで調子を掴むことに苦しんだビヨーンとアギラーはそれぞれ「73」と「74」でホールアウトしている。
引き続き地元のギャラリーから楽天的な声援を受けているものの、ビヨーンとトービヨーン・オルセンは5打差でドレッジを追う展開となった。
ヨーロピアンツアー2勝のドレッジが週末も好調を維持するようであれば、地元勢の2人には優勝を狙う上で大きな仕事が待ち受けることになる。
出だしの3ホールをパーとしたドレッジはその後のホールをボギー、バーディ、ボギー、バーディとし、後半の出だしでもボギーを叩いた。
しかし、パー5の13番でバーディを奪うと、ここから彼のラウンドに火がつき、15番、16番、そして18番でバーディを奪い、好調のうちにドレッジは2日目のラウンドを終えたのである。
「もし誰かが、36ホール終了時点で4打差の首位の座をくれると言ったら、それを受けるよね」とドレッジ。「大会は半分を消化したけれど、前にも同じような立場に立っていたことがある」。
「どんなことだって起こり得るのは分かっているし、週末も良いプレーを続けなければならないね。素晴らしい選手たちが追ってきているから、これまでのプレーを続け、チャンスをしっかりものにしていかなくてはいけない」。
ドレッジは、早い時間帯のコンディションの良さを活かしたサイモン・ウェイクフィールドに4打差をつけ首位に立っている。
初日を「71」でラウンドしたウェイクフィールドは、木曜よりも天候の落ち着いた2日目を「67」でラウンドした。
10番スタートとなったウェイクフィールドは、出だしの5ホールをパーとすると、その後は流れに乗り、15番、16番、そして17番でバーディを奪った。
18番でボギーを叩いてしまい、その流れは一旦途切れてしまったが、イングランド出身のウェイクフィールドは4番と5番でもバーディを奪うことに成功した。
「実のところ、非常に良いプレーができたように感じている。ここでは1999年にプレーしていて、その時はチャレンジツアーの大会で9位に入ったのだけど、コースのことはすっかり忘れていたんだ。ここにある一軒家に泊まったのは覚えているのだけど、コースのことは全く覚えていなかったんだ」とウェイクフィールド。
「だから火曜にここへ到着した時は、このコースでプレーできるのを楽しみにしていたのだけど、その時はプレーすることができなかった。昨日初めてコースを見たときは良い感じだったし、今日は良いプレーができたね」。
昨日はノーボギーの「69」でラウンドした早咲きの24歳オルセンは、この日は我慢のゴルフを強いられ、4バーディを奪うも、ボギーを1つ、そして13番では残念なダブルボギーを叩いてしまった。
それでもこの日のラウンドを「70」で終えたのは、彼にとって週末へ向けた吉兆となることだろう。
「今日の方が簡単な状況でしたが、自分のベストなゴルフをすることができませんでした」と認めたオルセン。「ティショットをやり難い場所へ打ち込んでしまったりして、今日はしっかりコントロールできませんでした」。
「自分で難しくしてしまいました。好スコアが出せる状況になってきたので、巻き返しを図らなければいけません。今日は幾つかアンダーパーで回れればと思っていましたが、それには十分なゴルフができませんでした。今日はずっと格闘していました」。
とはいえ、少なくともオルセンにとって、大声援を送ってくれる地元の後押しがあると分かっていることは慰めとなることだろう。
「ギャラリーからの声援は最高ですね」とオルセン。「メジャー大会でプレーしているかのようです。本当に素晴らしいし、大きな後押しとなっています。彼らの為にしっかりプレーするよう心掛けました」。
「今日はなんとかギリギリのところで踏ん張ってアンダーパーで回ることができました。この観衆の前でプレーするのはいい気分でしたね。楽しいですよ。週末はどんなことになるのか想像もつきませんね」。
1バーディ、3ボギーで2日目をラウンドしたビヨーンは、「今日は単に自分のゴルフができなかった。ウェッジが酷かったのは自分らしくなかったし、ショートホールの利を活かすことができなかった。幾つかバーディを奪わなくてはいけないこのコンディションで、たったの1バーディというのは如何ともしがたいね」と述べた。
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