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2014年 スペインオープン
期間:05/15〜05/18 場所:PGAカタルーニャリゾート(スペイン)

母国で歴史を書き替えたヒメネス

ミゲル・アンヘル・ヒメネスが27回目の出場にしてようやく「スペインオープン」初優勝を遂げ、自身の持つヨーロピアンツアー最年長記録を更新した。

PGAカタルーニャリゾートでの最終日はまれに見る接戦となり、2打差のリードをふいにしたヒメネスがリチャード・グリーントーマス・ピータースと通算4アンダーで並び、勝負は3人によるプレーオフに持ち越されるも、プレーオフ1ホール目でヒメネスが勝利を手にした。

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18番で行われたプレーオフでは3人ともティショットでフェアウェイを捉えることができず、また誰一人としてパーオンに成功しない中、ヒメネスがグリーン奥から絶妙なチップショットを見せ、惜しくもバーディは逃したものの、勝負をものにするにはパーで十分だった。

対するグリーンはグリーン奥からのパーセーブに失敗し、最終日を首位で迎えたピータースもパーパットがカップの縁に嫌われ万事休すとなった。

これでヨーロピアンツアー21勝目を飾ったヒメネス。この21勝のうち14勝は40歳を超えてから達成したものであり、この日曜の激戦を勝ち抜いたヒメネスは今後も素晴らしいシーズンを継続して行くことになりそうだ。

50歳のヒメネスは、4位に入った先月の「マスターズ」ではメジャー史上最年長優勝記録を狙えるところにつけ、その7日後のチャンピオンズツアー(米PGAシニアツアー)デビュー戦ではいきなり初優勝を遂げている。

今月結婚したばかりの50歳ヒメネスは、これで2014年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」で初めて2勝目を挙げた選手となった。

「これが私にとって何を意味するのか表現できる言葉はない。あなた方がそれを理解にするには私の身体に入り込むしかないのだが、それは私が許さんよ」とヒメネス。「(この勝利は)信じ難いほどに素晴らしい。ヨーロピアンツアーでの21勝目、そして『スペインオープン』は27回目の出場だったのだ。これまで何度か惜しいところまで行ったことはあった。今日は厳しい戦いだったが、最後は私が勝利を手にすることができた」。

「私にとっては全ての勝利が特別だ。全て唯一無二であり、賞金が高かったり、そうでなかったりはするが、全ての勝利が重要なのだよ。勝利を目指してプレーしているからには、それが実現した時はその事実をしっかり噛みしめ、味わわなくてはならんのだ」。

「ナーバスになったかどうかは分からんが、緊張感は感じたし、プレッシャーも感じた。例えば(ボギーを叩いた)17番がそうだ。アプローチが坂を下って行ってしまったわけだが、ああいうのに気が取られると手から自由が奪われてしまう。あれをナーバスというのかどうかは知らんが、緊張感かと聞かれれば、答えはイエスだ」。

長きにわたって活躍できる秘訣は? と問われたヒメネスは、「秘訣などありはせんよ。旨いものを食べ、良いワインを飲み、良い葉巻を吸って、あとは多少の運動をすることだな」と答えた。

この勝利により、ヒメネスは「ライダーカップ」の自動選出圏まであとわずかのところまでランキングを上げた。9月のグレンイーグルスでの、欧州の選手としては史上最年長での出場へ向け、ヒメネスの大望は高まるばかりである。尚、これまでの欧州の最年長出場記録は、1927年の第1回大会に50歳2ヶ月と5日で出場したテッド・レイだ。

「ぜひ『ライダーカップ』のチームには入りたいと思っている。50歳で全ての記録を塗り替えたいところだ」とヒメネス。彼が最後に出場した「ライダーカップ」は、ケルティックマナーリゾートで開催された2010年大会である。「代表チーム入りし、スコットランドで欧州のタイトル防衛に一役買えることを願っている」。

2打差の首位で最終日を迎えたピータースだったが、2番から3連続ボギーを叩く悪夢のような出だしとなってしまい、初めの6ホールを3バーディ、1ボギーとしたヒメネスに2打差のリードを築かれる展開となった。

しかしながら、ヒメネスも9番と10番で連続ボギーを叩き、11番ではあわや3連続ボギーかというところを何とかチップインのパーで切り抜け、この時点では前半を「34」でラウンドしたグリーンが首位に立った。

しかし、グリーンの優勝の芽も14番でのトリプルボギーで一旦は潰えたかに見えた。このホール、2打目を木立に打ち込み、ペナルティドロップを余儀なくされたグリーンは、9メートルから3パットして傷口を更に広げてしまったのである。

それでも、オーストラリア出身のレフティーであるグリーンは15番でバーディを奪って何とかダメージの回復を図ると、ピータースも同ホールで1.2メートルのイーグルパットを決めはしたもの、ピータースとヒメネスが揃って17番をボギーとしたため、グリーンにも再びチャンスが巡ってきた。

ヨーロピアンツアー3勝のうち、2勝をプレーオフの末に達成しているグリーンだったが、今回はヒメネスの前に屈し、10度目の2位を記録するに留まった。

「今日は多くのプラス面に目を向けないとね。去年の『フランスオープン』以来の好成績なのだから」と43歳のグリーン。

「クリスマスには『オーストラリアオープン』で良いプレーができた。残念ながら優勝とは行かなかったけれど。これで、ヨーロピアンツアーでは何度2位になったのか数えられないくらいだね」。

「熱戦の行く末がそこかしこで起こるちょっとした不運で左右されるのはなんとも残念なものだ」。

「僕にとっては14番でのミスが高くついてしまった。あそこからはすごくソリッドなプレーができたので、あのホールをパーで上がってさえいれば2打差で優勝できたんだ」。

ピータースはこう付け加えた。「確かに勝利を手にすることができずがっかりしているけど、ミゲルを祝福します」。

「今週の自分のプレーには誇りを持っています。先週、親友を亡くした私のキャディにとっても感情的にタフな1週間でしたので(マデイラアイランドオープンでイアイン・マクレガーが亡くなった)、今後の大会へ向け自信がついたのは我々2人にとって良いことでした」。

「幾つかミスをしましたが、そこから学ばないといけないですね」。

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