Qスクール上がりの米国人、ジョン・ハーンが暫定首位
2014年 アフリカオープン
期間:02/13〜02/16 場所:イーストロンドンGC(南アフリカ)
南アフリカで首位に躍り出たジョン・ハーン
2014/02/15 10:00
「アフリカオープン」2日目は、後半を僅か「28」で回りイーストロンドンGCのコースレコードのタイ記録となる「61」でラウンドしたQスクール上がりの米国人、ジョン・ハーンが首位へと躍り出た。
2日目を8バーディ、1イーグルでラウンドし、通算スコアを16アンダーまで伸ばしたハーンは、「62」でラウンドした初日にトップに立ち、2日目を「66」でラウンドしたリカルド・サントスに2打差をつけている。
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この日は9番スタートとなった公式世界ゴルフランキングで881位のハーンは、その9番でいきなりバーディを奪うと、14番と18番でもバーディを奪い、その後のリーダーボードを駆け上がる猛チャージへと繋げる形で前半を終了した。
後半に入ると24歳のハーンは、1番と2番でバーディを奪い、パー5の3番ではイーグルを奪うと、4番、6番、8番でもバーディを積み重ね、フロントナインを「28」でラウンドした。これは、ヨーロピアンツアーに於ける、ハーフベストにあと1打と迫るものだった。
金曜のラウンドは、局地的な雨により95分間の遅延を強いられたため、一部の選手は第2ラウンドを終了することができず、土曜の朝7:15にプレーが再開される運びとなった。
3ステージのQスクールを勝ち抜き、PGAカタルーニャで今季ヨーロピアンツアーのシード権を得た4人の米国人の一人であるハーンは、「序盤でパターが火を噴き、それが最後まで続いたので、良いラウンドになりましたね」と語った。
「多くのフェアウェイ、そしてグリーンを捕らえることができました。序盤はグリーンを捕らえられない事もあったけれど、全て寄せワンに成功しましたね。普通では決まらないようなパットも幾つか決まりましたし、予期せぬ形でカップインしたものもありました」。
ハーンは同胞のピーター・ユーラインやブルックス・ケプカの活躍に刺激を受けていることを認めた。ピーター・ユーラインは昨年の「マデイラアイランドオープン」で優勝を遂げており、ケプカはチャレンジツアーで3勝を挙げ、ヨーロピアンツアーへの昇格を果たしている。
「ピーターやブルックスがこっちへやって来て成功を収めている姿を見ていたら、米国内の小さなツアーを回っていては、私はどこへもいけないということが分かりました。ここで挑戦できるのは、世界ゴルフランキングを押し上げる上でも良いですね」とハーン。
「間際になっての決断でしたが、私にとっては良い機会となりました。これまで異国を訪れ、異文化に触れるというのは経験したことがありませんでしたので、ゴルフというよりは、そちらの方をもっと楽しんでいるぐらいです」。
「旅の仕方や異なる食べ物の食べ方を学ぶのは、成長する経験になりますし、一歩一歩踏み出す度に突風に晒されている感じですね」。
かつてのサー・ヘンリー・コットン最優秀新人賞の受賞者であり、ノーボギーだった今日のラウンドも大半をリードし、首位のまま大会を折り返すかに見えたサントスは、「今日の良いラウンドには満足しているよ。これ以上ないという出来だったね」と述べた。
「今日の天候による中断には助けられた。中断が告げられたとき、僕のボールは深いラフの中にあったのだけれど、中断後は気持ちを入れ替えることができ、パーをセーブできたんだ。まだまだ大会は半ばだけど、今の順位には満足しているよ」。
サントスの1打後方にはイングランドのオリバー・フィッシャーが通算13アンダーで続いている。2011年の「チェコオープン」覇者であるフィッシャーは終盤の4ホールを連続バーディとし、ボギーなしの「63」で2日目をラウンドした。
「いい日だったね。良いプレーができたし、ボールを良い位置に置くことができた」とフィッシャー。彼は昨年の「レース・トゥ・ドバイ」を118位で終え、ヨーロピアンツアーのシード権を失っている。「スコアを見ても分かる通り、沢山のチャンスがあった。これは、我慢して、如何に自分のラウンドを貫くことができるかの問題なんだよ」。
「序盤の良い出だしを経て、4番のフェアウェイで中断が告げられた。その後、2ホール続けてバーディを奪ったから、中断にはちょっと助けられたね。その後は可もなく不可もなくという感じでラウンドし、最後の4ホールでバーディを奪うことができた。良い一日になったよ」。