頂上決戦はマキロイに軍配!王者の意地見せた
2013年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:11/14〜11/17 場所:ジュメイラ・ゴルフエステーツ
ドバイでも頂点を見据えるステンソン
ヨーロッパ人選手として初めてフェデックスカップを制したヘンリック・ステンソンは、最高のシーズンを「レース・トゥ・ドバイ」の勝利で締めくくりたいところだ。
「ザ・ツアー選手権 presented by コカ・コーラ」で勝利を収めたステンソンは、フェデックスカップタイトル、そしてボーナス賞金1000万ドルを手にした。
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世界ランキング上位に返り咲き、そして「レース・トゥ・ドバイ」の舞台に登場する37歳のステンソンは、この素晴らしい夏を最高の形で締めくくろうとしている。
自己ベストの世界4位に返り咲いたステンソンは、ヨーロピアンツアーファイナルシリーズの全4戦に出場することを明言した。4戦の賞金合計金額は3050万ドルで、11月14日から17日にかけてアラブ首長国連邦(UAE)のジュメイラ・ゴルフエステーツ・アースコースで開催される「DP ワールド ツアー選手権ドバイ」の賞金は800万ドルだ。
5年目を迎える「DP ワールド ツアー選手権ドバイ」にはランキング上位の60選手が進出するが、ステンソンはもちろん出場リストの頂点にいる。ステンソンのコーチを12年間務めているコーチのピート・コーエン氏は、ステンソンの大復活に驚かない人物の一人だ。
「成績を見ての通り、彼には弱点がない」とコーエン氏。「自分をコントロールする技術にも磨きがかかり、そして自信に満ち溢れている」。
「ヘンリックは優勝のチャンスを察した試合では、そのほとんどで勝つんだ。彼は既に2つのメジャータイトルを取るチャンスもあったが、より良いプレーをした2人の選手に敗れたね。彼は今ピークに返り咲き、自信に満ち溢れ、全てのプレッシャーをコントロールすることができる。「レース・トゥ・ドバイ」を制するため、ファイナルシリーズの全ての大会に出場する。彼はまた、世界ナンバーワンの座とメジャー優勝も狙っている。当然だろう?」。
「DP ワールド ツアー選手権」の出場権、そして「レース・トゥ・ドバイ」で375万ドルのボーナス賞金を手にするチャンスを狙っている他の選手たちと同様に、ステンソンは最終戦前の3戦中2戦に出場しなくてはならない。
該当する3つの大会は、賞金700万ドルの「BMWマスターズ」、賞金850万ドルの「WGC HSBCチャンピオンズ」、そして賞金700万ドルの「トルコ航空オープン」だ。「レース・トゥ・ドバイ」に向けた争いは、賞金1ユーロあたり1ポイントに換算されて競われる。
ファイナルシリーズの最初の3戦全てに出場する選手には、ボーナスポイントとして20パーセントが加算される。ボーナスポイントは「DP ワールド ツアー選手権」開催前に付与され、「レース・トゥ・ドバイ」で勝利する可能性を高めるか、あるいは賞金プールの分配金の割合を増やすことができる。
アースコースで開催される「DP ワールド ツアー選手権」に向けて意気込む選手たちの中には、第70回「イタリアオープン」で優勝し、ステンソンに一歩近づいたフランスのジュリアン・ケンも含まれる。
「イタリアオープン」での勝利で自身2度目のユーロピアンツアータイトルを手にした33歳のケンは、「レース・トゥ・ドバイ」のランキングを41位に上げて、「DP ワールド ツアー選手権」初出場に大きく前進した。「イタリアオープン」の勝利で、今季の賞金がキャリア最高となる55万3398ユーロに達し、世界ランキングも229位から140位に上げた。
「今年はとても良いシーズンを送れていた。今週まで6度トップ10入りするなど、安定したシーズンを過ごしている。そして今、素晴らしいシーズンとなったね」とケン。「そしてここからシーズン終盤の大きな大会に出場することができる。レース・トゥ・ドバイでも、可能な限り上を目指したいと思っている」。