地元期待のルイテンが優勝に王手!
2013年 KLMオープン
期間:09/12〜09/15 場所:ケネマーG&CC
おとぎ話のような勝利を目指すルイテン
KLMオープン3日目は、2度のチップインを決めた地元オランダのジュースト・ルイテンが1打差の首位に立ち、明日の最終日を迎えることとなった。
この大会では10年ぶりの地元選手による優勝を目指すルイテンは、悪天候の中、ケネマーG&CCを4アンダーの「66」という素晴らしいスコアでラウンドし、通算10アンダーとした。苦しい展開ながらイーブンパーの「70」で回ったスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスが首位から1打差につけ、さらにヒメネスから1打差の通算8アンダーにアイルランドのダミアン・マクグレーンとフランスのジュリアン・ケンがつけている。
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ルイテンは悪天候の中、スタートホールをボギーとしたが地元ギャラリーに勇敢なプレーで応えてみせた。6番ホールと16番ホールでチップインバーディを奪い、17番ホールで40フィートのバーディパットを沈め大勢のギャラリーを沸かせた。「今日は本当にタフな1日だった。特にフロントナインは雨と風が強かったからね」と、6月にライオネスオープンでヨーロピアンツアー2勝目を挙げたルイテンは語った。
「今日はとてもタフな1日になることがわかっていたから、イーブンパーでも良いスコアといえるね。もしプレーする前からイーブンパーにしてくれるというなら僕はそれを受け入れていただろうね。それを4アンダーで回れたんだから、とても満足しているよ」
27歳のルイテンは2007年にこの大会でロス・フィッシャー(イングランド)に敗れ2位となった。しかし今年こそはプレッシャーをはねのけ母国での勝利を手にしたいところだ。「とにかく、ただ楽しみたいと思っているよ。今日のような悪天候にも関わらず、たくさんのギャラリーに来てもらえるのはとても嬉しいことだね」と彼は付け加えた。「みんなが後押ししてくれるから、僕はベストなゴルフをするだけだし、明日もそうするよ」
昨年11月に48歳318日で香港オープンを制し、ヨーロピアンツアー最年長優勝記録を更新したヒメネスは16個のパーに1バーディ、1ボギーというラウンドだった。一方、2日目を終えヒメネスと共に首位に立っていた同胞のパブロ・ララザバルは出だしでトリプルボギーを叩く悪夢のスタートから「77」で上がるのが精一杯だった。
2008年のチャイナオープンを制したマクグレーンは、「とても楽しい1日だったよ。このようなコンディションでは必要となるショートゲームが冴え渡っていた。今日はノーボギーだったわけで、それはなかなかの離れ技だし、とても満足しているよ」と述べた。
「今日楽しめたのは我慢のゴルフの中でいくつかバーディを奪うことができたからだね。このようにコンディションが悪い時はチッピングやパッティングにかかってくる。今日はそれらの調子がとても良かったね。フロントナインのいくつかのホールは本当にひどかった。でも6番ホールまでの荒天を凌ぎ切った後は、ましになるだろうとは思っていたけれどね。今は調子が良いから明日がどうなるかとても楽しみだよ」
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