母国オランダでの優勝を狙うルイテン
2013年 KLMオープン
期間:09/12〜09/15 場所:ケネマーG&CC
ビーチボーイのコルサーツは底抜けに陽気
その並外れたドライバー飛距離で有名なニコラス・コルサーツだが、彼は決してアイアンが苦手なわけではない。そのことを彼は、オランダのザンドヴォールトのビーチで開催されたKLMオープンのニアピン大会に勝利することで証明してみせた。
海辺の遊歩道に設けられたティから浜辺に特設されたグリーンのピンまで120ヤードという状況で、通常ならウェッジで十分なところを、毎時30マイルという風を考慮し、元ライダーカップのスター選手でもある彼は9番アイアンのパンチショットで見事にピン側10フィート以内につけた。
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集まったギャラリーは地元選手であるロバート・ジャン・ダークセン、マーテン・ラフィーバー、またはジュースト・ルイテンのオランダ人トリオ、もしくは3度の優勝を誇るサイモン・ダイソンやイタリアのマッテオ・マナッセロの勝利を期待していたが、今回彼らは脇役に回るほかなかった。
冷え冷えと雨のしたたる中、コルサーツは羊皮のフライングジャケットを着ていたが、『ベルギーの爆撃機』のニックネームを持つ彼にとっては、ボンバージャケットのほうが相応しかったかもしれない。
昨年のこの大会で8位タイとなったコルサーツは、「風には参ったけど、とても楽しい大会だったよ。最初のショットは30ヤードもコースから外れてしまった。だから少しばかりの調節が必要だったね。でもそれがゴルフというものさ。コンディションに適応していくということがね。もし風が強く吹き続けたらタフな1週間になると思う。だから今日は本番に向けてとても良い練習になったよ」。
「僕は16歳のアマチュア時代からこのKLMオープンに出場している。だから僕はいつもこの大会に戻ってくることを楽しみにしているんだ。特にここケネマーに戻ってくることをね。このリンクスコースはとても素晴らしい。フェアウェイも最高のコンディションなんだ。でも最近の雨であまりランが出なくなっているけどね。だから今回は少しタフな戦いになるけど、僕にとってベストに働くことを願っているよ」。
現在レーストゥードバイで23位のルイテンは地元の期待の星だ。2007年にチャレンジツアーで2度優勝を飾った彼は同年、2003年のラフェバーに続きオランダ人として2人目となる地元大会での優勝を果たすかと思われたが、惜しくもロス・フィッシャーに1打差で敗れてしまった。
今季はライオネスオープンでの優勝により2度目のヨーロピアンタイトルを勝ち取った27歳のコルサーツは、1920年に初めて開催して以来、計20回にわたりこのKLMオープンを開催しているケネマーゴルフ&CCでの優勝に自信をのぞかせている。
「僕はずっとこの大会を楽しみにしていたんだ。勿論ここでは2位という良い思い出もあるけど、今週は良いゴルフをしてギャラリーの皆さんの前で優勝を飾れたらいいなと思っている。いま僕は優勝するに値するほど良いゴルフができていると感じているよ」。
「雨の影響でコースは実質的に長くなるわけだけど、風は更に大きく影響してくると思う。今日のように風が吹いたらスコアは伸びないだろうから、イーブンパーで回れれば良いラウンドということになるだろうね。いかに耐えるゴルフができるかだね。いずれにせよとても楽しみにしているよ。そして地元オランダのギャラリーは天気に関わらず駆けつけてくれるはずさ」。
ルイテンは初日からの2日間をマナッセロ、そして今季アイルランドオープンで優勝したイングランドのポール・ケーシーと同組で回る。
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