今年の「ライダーカップ」メンバーに選出されているP.ハンソンが2年ぶりのタイトルを手に！（Stuart Franklin／Getty Images）

◇欧州男子◇KLMオープン 最終日◇ヒルファーサムGC（オランダ）◇6,906ヤード（パー70）

首位タイに4選手が並んでスタートした混戦の最終日、首位と1打差からスタートしたピーター・ハンソン（スウェーデン）が、1イーグル、3バーディ、2ボギーの「67」をマークして、逆転で優勝を飾った。

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今年の「ライダーカップ」欧州チームに選抜されたハンソン。彼の1歳になる息子のティムが大会2日目の金曜日に呼吸器系のウィルスに感染し入院を強いられ、棄権か否かの決断を迫られた。しかし、回復の朗報を受けプレー継続を決定。最終18番ホールでイーグルを決め、2年ぶりとなるツアー通算5勝目のタイトルを獲得した。

「優勝できて本当にうれしい。今週は特に病気と戦っていた息子のことがあったからね」と気丈に振る舞うも、病床の息子を想った。「この優勝は、絶好のタイミングで自信を取り戻させてくれた。これでライダーカップの準備も整った」と、ビッグイベントに向けて前を向いた。

通算12アンダーの2位タイには、リッチー・ラムジー（スコットランド）とパブロ・ララサバル（スペイン）。通算11アンダーの単独4位にはスコット・ジェイミソン（スコットランド）が続いた。さらに通算9アンダーの5位タイにはヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、ゴンサロ・フェルナンデスカスタノ（スペイン）、グレーム・ストーム（イングランド）の3選手が並んだ。