G.ボーディが逆転で今季初勝利
2013年 ISPSハンダ・ウェールズ・オープン
期間:08/29〜09/01 場所:ケルティックマナー・リゾート
ボーディ、見事な“上がり3ホール”で戴冠
グリーン上で黄金のタッチを掴んだグレゴリー・ボーディ(フランス)は、息をのむ終盤のプレーでスコアを伸ばし「ISPSハンダ・ウェールズ・オープン」での優勝を飾った。
14番ホールを終え、昨日首位に立ったピーター・ユーラインと首位タイで並んでいたものの、最終盤の快進撃で見事に勝利を引き寄せた。
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ボーディは、難しい50フィートのロングパットを沈めた16番でのバーディに続き、17番でも15フィートのパットを決めバーディとした。
そして迎えたパー5の18番も、ボーディにとっては妨げもなく30フィートのバーディパットを沈め、最終日のスコアを「67」として通算8アンダーで今大会を終えた。
「信じられないラウンドでした」と述べ、「最終3ホールで立て続けにバーディを奪うことができ、とてもハッピーです」。
「この素晴らしいコースで優勝できた事は、一生の思い出となるでしょう。これまで、このコースでは数々の素晴らしい瞬間がありました。18番ではライダーカップのことが頭に浮かびましたので、このトロフィーを勝ち取ったことを誇りに思います」。
ボーディの追い上げにより、最終日スタート時点の3打リードを生かせなかったユーラインは2位に甘んじることになった。
ユーラインにとって楽な日にならないであろう兆しは、序盤から見受けられた。
実際、24歳のユーラインは2番でバーディを奪って自信を深めたように見えたが、その後の2ホールは連続ボギーとした。ただし、3番でのボギーは45フィートのパットを沈めてダブルボギーを逃れたポジティブなものではあった。
その後はパーで凌ぎ、後半へ折り返すところでは通算6アンダーとしていた。
しかし、直後の10番をボギーとし、15番ではバーディを奪って一時的に首位へ返り咲きはしたが、その後はボーディが最終盤に見せた快進撃について行くことができなかった。
とはいえ、17番では素晴らしいタッチでバーディを奪うなど、ユーラインにも最後まで優勝の可能性はあった。しかしながら、ボーディの決定的とも言える終盤の3連続バーディに対し、ユーラインは最終ホールをボギーとしてしまった。
この勝利によりヨーロピアンツアー4勝目を飾ることになったボーディは、2番ホールでバンカーショットを直接カップインするイーグルを奪い、序盤に首位タイへ浮上することに成功。
6番では残り84ヤードからの寄せワンによるパーセーブに失敗し、一時は首位を明け渡したが、9番でのバーディで再びユーラインに並び首位に立った。
この後、ユーラインも必死に食い下がりはしたが、最後はボーディがしなやかに応戦し、勝利を掴んだ。
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