出入りの激しいゴルフながら「67」で単独首位に立ったピーター・ユーライン（Andrew Redington/Getty Images）

ザ・ケルティックマナー・リゾートで目を見張るラウンドを見せた米国のピーター・ユーラインが「ISPS ハンダ・ウェールズ・オープン」3日目を終えて試合の主導権を握った。

今季初めに「マデイラアイランドオープン」で優勝したユーラインは、この日、後半に入ると勢いに乗り、少々乱れた所はあったがそれも乗り越え、最終的には首位で3日目を終了した。

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出だしの8ホールで2つのバーディを奪いつつ2つのボギーを叩き、迎えたパー5の9番ホール。見事なアイアンショットで2打目をピンそば9フィートに乗せイーグルを奪った。それにも満足しないユーラインは、続くパー3の10番ホールで50フィートのバーディパットを沈めると、14番では最高のアプローチからバーディを奪い、更にスコアを伸ばした。

しかしラウンドの最終盤へかかると、その安定感を持続させることは容易ではなくなった。

16番ではハザードに捕まったものの、25フィートのパットを決めてパーをセーブ。しかし、続くパー3の17番ホールではボギーを叩いてしまった。

18番ではティショットが乱れ、傷口がさらに開くかとも思われたが、第2打でグリーンを狙ったのが幸いし、バンカーからの3打目をきっちりと寄せ、バーディを奪うことに成功した。

最終的にユーラインは通算7アンダーとし、2位につけたトーマス・レベ（フランス）とグレゴリー・ボーディ（フランス）に3ストロークの差をつけた。

「今日はしっかりとプレーできた。戦略を巡らす事ができたしね」と彼は言った。「（明日が）楽しみで待ち遠しいよ」。

「今季は何度か優勝争いに絡めているので、このまま自分のゲームプランにこだわって行きたいね」。

レベは「67」と上々のスコアで上がり優勝争いに加わった。イーブンパーからのスタートだっただけに、この好ラウンドは大きな意味を持つ。一方、同じフランス人のボーディは手堅く「70」でラウンドし、優勝を狙える位置につけた。

レベは3つボギーを叩いたものの、7つのバーディを奪ってそれを凌駕し、ホールアウトした時点では首位だったが、結局はユーラインに追い越されることになった。

「今日は安定したプレーができました」とレベは語った。「ボギーを叩いたのも運が悪かっただけです。とても良いラウンドでした」。

「今季はかなり良いプレーができています。まあまあという感じの出来で結果が伴わなかった週はありますが」。

「グリーンで調子があがって、ラッキーなバウンドの1つでもあれば、再びリーダーボードのトップに戻る、そういうものです。」

持ち前の安定感を持続させたいボーディだったが、13番では池に落としてダブルボギーを叩いてしまった。

しかし、16番でスコアを伸ばしたボーディは立て直すことに成功し、結果的には優勝に望みを繋いで最終日を迎えることになった。

「17番と18番ではパーをセーブするのに苦労したので結果には満足しています」と彼は述べた。「ピーターはとても良いプレーをしているし、明日は素晴らしい日になるでしょう」。

フランス勢の1打後方にはラファエル・カブレラベロー（スペイン）、ジュースト・ルイテン（オランダ）、そしてピーター・へドブロム（スウェーデン）らがつけている。

ピーター・へドブロムはこの日のベストスコアを記録。1番、6番、9番、13番、14番、そして17番でバーディを奪い、ボギーは16番ホールでの1つだけだった。