F.オスカーが首位、R.マキロイは103位タイと出遅れ
2013年 アイルランドオープン
期間:06/27〜06/30 場所:カートンハウス
好調なフローレンがアイルランドでトップに
オスカー・フローレン(スウェーデン)はカートンハウスで開催されている「アイルランドオープン」初日、シーズン自己ベストを出しトップに立った。
4バーディ、1イーグルの「66」をマークし6アンダーで初日を終えたフローレンは、今シーズンヨーロピアンツアーの大会で未だ25位以内に入っていない。
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彼を1打差で追いかける選手には、この大会を2009年に優勝した地元で一番人気のシェーン・ローリー(アイルランド)、ジーン・ゴネット(フランス)、ジュースト・ルイテン(オランダ)、マイケル・ホーイ(北アイルランド)、そして最近「マデイラアイランドオープン」で優勝したピーター・ユーライン(米国)らがいる。
2009年のボルトレーで優勝した当時はまだアマチュアだったローリーは、世界ランク2位で2月のアクセンチュアマッチプレー1回戦で自身が下したロリー・マキロイ(北アイルランド)と同組でプレーした。もう一人の同組は「68」をマークし波に乗るトーマス・ビヨーン(デンマーク)。ポール・ケーシー(イングランド)とライダーカップの元キャプテンのホセ・マリア・オラサバル(スペイン)もビヨーンと同じスコアを出した。
そんな中、トップでスタートしたフローレンは、ようやくプレーの仕方を変えた成果が出てきたと喜んでいる。「今日は最高のプレーができました」と、出場権を保持する為にこの冬の間Qスクールに戻っていた29歳は述べた。
「今日は好スタートが切れて良かった。フェアウェイにもグリーンにも沢山乗せたし、そうするとしだいにパットも落ちていく様になります」「精神的に変わったし、毎日きちんとトレーニングもしてきた。3月、4月以降やり方を変えたのですが、その成果が見えてきました。この何週間か調子が良いです。ドイツでの結果は良かったけれどセントオマールとオーストリアでの出だし2日間も良いプレーができました」
一方、今週ローリーは地元出身という利点を活かしたいところだが、このコース上の別邸を所有する彼はこう言った。「家族は日曜日の午後まで家に立ち入り禁止です」
「僕はいつもグレーム・ストーム(イングランド)とオリバー・フィッシャー(イングランド)と一緒に過ごすんだ。大会の開催が公表されたらすぐ一緒に滞在するよう誘ったんだよ。 いつも通りのスケジュールをキープして今週もできるだけいつも通りにするだけさ」
「今週は(地元なので)もっとプレッシャーを感じるかと思ったけれど、僕は強みとして受け止めています。このコースはいつもプレーするコースなので知り尽くしているしね」、「ボルトレーに行った時は出場できるだけでも幸せで、4日間最後までプレーできただけでも満足だった。でもご存知の通り、それをかなり上回る結果でしたね。今回と2009年は似ているようで全く違います。今回の大会で優勝を狙っている事は事実だけど、その話題はあまり口にしないようにしています」
2009年ケーシーは世界ランキング3位だったが、現在は169位まで落ち込み、不調に悩まされている。2012年にスノーボード中に鎖骨を折ってから、特にそれが目立つように思われる。
しかしながらウォルトンヒースゴルフクラブで開催された今年の「全米オープン」の地区予選会で、二日目に「64」をマークして本戦出場権を得た彼は、結局45位でフィニッシュ。そしてメリオンでトロフィーを持ち上げるジャスティン・ローズ(イングランド)の姿を見て触発された。
「僕もああやりたいんだ」とケーシーは言う。「ジャスティンが厳しい練習を重ねてきた事が分かる。そして、世界ランキングを確実に上げた事も。僕も非常に厳しい練習をここ何ヶ月か積んできた。そしてあのようなゴルフが僕にもプレーできると思う」
「全米オープンの出場権を手にしたときに気付いたんだ。メジャーの大会がどれだけ貴重なものか。準備はできている。そして今度こそ勝ちたい。ジャスティンが優勝する場面を見て感動した。やる気を起こさせてくれたし、良い刺激になった。動揺はしないよ」
「彼らと争いたい。そうすればもっと厳しく練習に打ち込める。もう少し効果的に練習ができる。自分にとってのベストなゴルフはこれからだと心の底から信じているんだ」