昨年大会連覇を果たしたルーク・ドナルド、果たして3連覇なるか (EuropeanTour)

歴史的快挙となるBMW・PGA選手権3連覇に狙いを定め、ルーク・ドナルド（イングランド）が試合会場であるウェントワース・CCに乗り込んできた。

かつて8度のヨーロピアンツアーチャンピオンに輝いたコリン・モントゴメリーが、唯一1998年から2000年にかけて3連覇の偉業を成し遂げている。昨年の大会を連覇したドナルドが今年、この大記録に挑む。

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昨年ドナルドが大会2連覇を果たした時、一昨年とは状況が随分と違っていた。2011年はリー・ウエストウッド（イングランド）との一騎打ちのプレーオフだった。優勝すれば、優勝賞金750,000ユーロと共に世界ナンバーワンに登り詰めようかというプレッシャーの中での見事な優勝だった。しかし去年は、2位に4打差の「68」という素晴らしいスコアで連覇を決めた。

昨年、このウェントワース・CCを見事に攻略しその年の初優勝と共に2連覇を果たしたドナルドは、それまでの3か月で当時世界ランキング1位だったロリー・マキロイを抜き、世界1位の座に就いた。

バッキンガムシャー州近郊の出身で、幼少期にはこの伝説的なウェストコースで活躍するアイドル的存在のスター選手を見て育った35歳のドナルドは昨年大会で、4日間の大会記録となる95,000人のギャラリーが溢れる中、得意のショートゲームで大会を制した。

これにより彼は、ニック・ファルド（1980年、1981年）、コリン・モンゴメリ（1998年、1999年、2000年）に続く3人目のヨーロピアンツアーフラッグシップ大会で2連覇を達成した名手の仲間入りを果たした。

「この地に戻ってきて優勝して、さらにこのタイトルを防衛することは、言うまでもなく素晴らしいことだよ」と、ここ15カ月の間で6勝を挙げているドナルドは言った。「僕は本当にたくさんの満足を得たよ。その意味はこれまでのたくさんの努力と正しい行いが報われた、ということさ」。

さて、あなたはモントゴメリーに続いてドナルドが大会3連覇を達成することに賭けてみるかい？