コリン・モリカワが欧州ツアー年間王者に挑む マキロイ、川村昌弘も参戦
2021年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:11/18〜11/21 場所:ジュメイラゴルフエステーツ(UAE)
「DPワールドツアー選手権」優勝予想
「レース・トゥ・ドバイ」は引き続きドバイにとどまり、シーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」が開催される。ヨーロピアンツアー最終戦の勝利に加え、何人かの選手には欧州ナンバーワンの称号を手にする可能性が残されており、見どころは満載だ。スカイスポーツのプレゼンターであるキット・アレキサンダー、そしてかつてレディースヨーロピアンツアーで選手やコーチとして活躍し、プレゼンターでもあるソフィー・ウォーカーの優勝予想は次の通りである。
キット・アレキサンダーの予想
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世界8位のマキロイは出場した直近大会である米PGAツアーの「CJカップ」で今季2勝目を挙げた。オリンピック以降、好調を維持しており、長年のコーチであるマイケル・バノンが米国へ渡り、彼のことを見ることができたのは、間違いなくポジティブな点となっている。アースコースで開催されるこの大会では、10回の出場で2勝を挙げており、さらに5回のトップ5入りを記録している。
「レース・トゥ・ドバイ」のリーダーは、米国人初の年間制覇を狙っている。「全英オープン」と「WGCワークデイ選手権」での優勝に加え、今年のほかのメジャーで2度のトップ8入りを果たしたことで、ランキングの首位につけている。世界最高のアイアンプレーヤーであり、大舞台に強いことを証明しており、昨年、このコースでは初出場で10位タイに入っている。
ヨーロピアンツアー16勝のガルシアは、この大会で勝利こそ挙げていないものの、素晴らしい成績を残している。直近3回の「DPワールドツアー選手権」でいずれもトップ10入りを果たしており、これまで9回出場している同大会で、トップ21入りを逃したことはない。このところの5大会で3度のトップ10入りを果たすなど、好調を維持している。
ソフィー・ウォーカーの予想
このイングランド人選手は、前週こそパットの不調にあえいだが、それが続けて起こることは考えにくい。今季の「デザートクラシック」で見せたように、彼のゴルフはドバイ向きだ。ジョニー・ロングソックスがバッグを担ぐ最後の週となるが、このコンビは果たして有終の美を飾ることになるのだろうか?
フリートウッドは何週間もの間、ドバイで練習を積んでいるので、居心地良くプレーすることになるだろう。中東では抜群の成績を残しており、アブダビで2勝しているほか、アースコースでは、ほとんどトップ10入りを逃したことがない。また、過去4年の「レース・トゥ・ドバイ」では、一貫してトップ4入りを果たしている。現在のランキングは14位。ということは、自分の居場所に戻ることにフォーカスしてくるだろう。久しぶりの実戦となった前週の大会で安定したプレーを見せており、錆を落として臨む今週は勝利を目指してプレーすることになる。
ホーシェルは米国人初となるヨーロピアンツアーの「レース・トゥ・ドバイ」制覇を狙っている。バッグを担ぐのは今季の躍進を支えたイングランド人の“フーチ”【マーク・ファルチャー)であり、これまで同キャディがバッグを担いだ2人の選手(は、一年の終わりに世界のトップ5入りを果たしている。フラッグシップ大会の「BMW PGA選手権」を制覇しているホーシェルが、ヨーロピアンツアーの年間タイトルを手にできない理由はどこにもない。