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トーマス・ビヨーンがヨーロピアンツアーの理事に就任
最も成功したデンマーク人ゴルファーであり、2018年にル・ゴルフナショナルで開催された「ライダーカップ」でキャプテンとして欧州代表を勝利に導いたトーマス・ビヨーンが、非業務執行取締役としてヨーロピアンツアーの理事に任命され、即時就任した。
ツアーの大会委員会から今回の役職に任命された49歳は、1996年のデビュー以来、2020年でヨーロピアンツアーのプロとして勤続25周年を迎え、今後は現役選手としての重要な視点を理事会にもたらすことになる。
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ビヨーンは2007年から2016年にかけての10年間に大会委員会のチェアマンを務めており、その後、フランスでの「ライダーカップ」におけるキャプテンの任に専念するため、これを辞していた。
キャリアを通じ欧州ゴルフ及びヨーロピアンツアーの忠実な支持者であるビヨーンの大会委員会チェアマン在任中は、ヨーロピアンツアー48年の歴史における最も重要ないくつかの変革が行われた。
最初の変革は2009年に始まった「レース・トゥ・ドバイ」の導入であり、これを機に各シーズンの欧州ナンバーワンゴルファーはシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」で決定することとなった。
これに続く形で、2014年からチェアマンに就任したデビッド・ウィリアムズとその翌年に最高責任者に就任したキース・ペリーと手を携え、ビヨーンと大会委員会はツアーの国際スケジュールにおける重賞大会となった「ロレックスシリーズ」の設立を監修した。
今回の就任に際し、ビヨーンは「ヨーロピアンツアー理事会に招かれたことをうれしく、そして光栄に思います。過去25年間、ヨーロピアンツアーのなかで生きてきましたし、その間、私は常にツアーとそのメンバーシップの両方の発展に全力を尽くしてきました。それは理事会も同様であり、一刻も早くこの任に当たることを楽しみにしています」と述べた。
また、チェアマンのデビッド・ウィリアムズは、「トーマスをヨーロピアンツアー理事会に迎えることをうれしく思います。彼の輝かしいゴルフのキャリアは誰もが知っており、これには『ライダーカップ』勝利キャプテンとしての2018年の経験も含まれます。彼はこれまで常に我々のメンバーの利益を胸に止めてきましたが、今後は理事としてそれを継続することになります」と述べた。
<トーマス・ビヨーンの主な実績>
・1995年にチャレンジツアーをランキング1位で終えてヨーロピアンツアーへ昇格を果たす。
・ツアー1年目の1996年に「ロッホローモンド世界招待」を制覇し、その年のサー・ヘンリー・コットン新人王を獲得。
・1997年、バルデラマで開催された「ライダーカップ」にデンマーク人選手として史上初の欧州代表入りを果たし、欧州代表が14.5対13.5で勝利を収めるなか、無敗で大会を終える。
・「ライダーカップ」には、選手として1997年、2002年、そして2014年の3大会に出場。
・この他、「ライダーカップ」では2004年、2010年、そして2012年の3大会で欧州代表の副キャプテンを務める。
・パリのル・ゴルフナショナルで開催された「ライダーカップ」2018年大会では、キャプテンとして欧州代表を17.5対10.5の勝利に導く。
・1996年から2013年の17年間でヨーロピアンツアー15勝を記録。