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2020年 ISPS HANDA ヴィックオープン
期間:02/06〜02/09 場所:13th ビーチGC(オーストラリア)

「弟を超、超誇りに思う」ミンウ・リーが地元で欧州ツアー初優勝

難しいコンディションのなか、スコアをまとめたミンウ・リーが2020年「ISPSハンダヴィックオープン」を制し、ヨーロピアンツアー初優勝を果たした。

3打差の単独首位で最終日を出た地元豪州のリーは、1番でチップインバーディを決めると、その後は一人旅を続け、この日「68」をマーク。通算19アンダーとしてライアン・フォックスに2打差をつけて勝利した。

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ニュージーランドのフォックスは強風吹き荒れるなか、終盤でイーグルを奪うなど、驚異の「64」をたたき出し、クラブハウスターゲットを定めてリーにプレッシャーをかけた。

21歳のリーは17番でボギーを叩いたことで、最終ホールを残してリードを1打差に減らすも、13thビーチクラブで2勝を誇る姉のミンジーが見守るなか、18番でバーディを奪って勝負を決めた。

姉のミンジーはアマチュアとして2014年にこの大会を制覇したほか、プロとして2018年にも大会制覇を果たしており、今回のミンウの勝利により、一家のジーロングでの輝かしい経歴に新章が加わった。

「姉と同じ大会で勝てたのは、とても特別なことです」とミンウ。「これで僕も自慢することができるので、なお良かったですね」。

姉のミンジーはこれに加え、「弟を超、超、誇りに思うわ。ただ単に、弟と一緒にこの大会でプレーするのが本当にクールなことだったし、彼の上がり2ホールを見ることができたのも最高だった。弟のプレーはこれまでそんなに見ることができていなかったので、今回は見られただけでも良かったのに、勝つところが見られて本当に素晴らしかった」と述べた。

女子の大会は、プレーオフの末にパク・ヒヨンが制覇し、ミンジーはプレーオフに2打届かなかった。

男子の大会では、通算14アンダーでフィニッシュした共に豪州のマーカス・フレイザートラビス・スマイス、そしてフランスのロバン・スシオ・シエグリスが3位タイに入り、その2打後方の6位にはジェイク・マクラウドが入った。

リーは2年前、アマチュアとして出場した「ISPSハンダワールドスーパー6パース」で準々決勝まで勝ち上がった際に、ヨーロピアンツアーでプレーすることを公言していた。

その翌年の「アブダビHSBC選手権」でプロデビューと共に「ロレックスシリーズ」デビューを果たしたリーは、2試合連続トップ5入りを果たすも、ルーキーイヤーはわずかにシード権を確保し損ねていた。

リーは昨年、クリスマス前に開催された「オーストラリアPGA選手権」でヨーロピアンツアーでの自己最高位を更新する3位に入っていたが、今大会ではツアー出場19戦目にして初優勝を果たした。

「最高ですね」とリー。「ヴィックオープンは地元の大会ですから。特に、ヨーロピアンツアーの大会だというところが大きいです。天にも昇る心地です」。

「とても良いショットが打てていたので、終盤へ差し掛かり、これは本当にチャンスだと思いましたが、今週は全体を通し、自分のゲームで自分自身を魅了することができたと思います」。

「昨日と同じことができれば、自分を止めることはかなり難しいと感じていたので、とても心地良くプレーできました。出だしから波に乗ることができましたし、最後の数ホールもかなり心地良くプレーできましたね。緊張した場面はありましたが、自分の締め括り方を誇りに思っています」。

リーは1番でチップインバーディを奪う見事なスタートを切ったが、フレイザーもピン側1.8メートルにつけたことで、リードは3打差のまま動かなかった。

バーディを獲りたいパー5の2番では、リーは1パット、そしてフレイザーは2パットのバーディを奪い、優勝争いを繰り広げる2人が揃ってスコアを伸ばした。

短いパー4の4番では、ティショットをグリーン手前まで運んだリーが寄せワンでバーディを奪うも、続くパー5の5番ではフレイザーがバーディを奪って首位との差を3ストロークに戻した。

一方、フォックスは2番でバーディを奪うと、4番ではティショットをグリーン脇まで運び、長いイーグルパットを沈めてラウンド序盤に大きな動きを見せた。

その後、フォックスはティショットをピン側2.4メートルにつけたパー3の7番でもスコアを伸ばすと、10番では3メートルのフックラインを読み切って通算14アンダーとした。

フォックスは16番で3.6メートルのバーディパットを沈めて2位タイまで順位を上げると、フレイザーが14番でパーセーブに失敗したことで、単独2位に浮上した。

それでも3打を追う状況だった33歳は、最終ホールの2打目をピン側1.2メートルにつけると、このイーグルパットを沈め、通算17アンダーとしてクラブハウスターゲットを定め、この日初めて、リーに対し本当の意味でのプレッシャーをかけた。

しかし、10ホール連続パーとしていたリーダーのリーは、短いパー4の15番でタップインバーディを奪って応戦した。

リーは17番こそ、パーセーブに失敗するも、最終ホールでは2打目をピン横3.6メートルにつけて勝負の行方を決定付けた。

17番でボギーを叩きながらも18番でバーディを奪ったフレイザーは、この日「70」をマークしたスミス、そして「68」をマークしたスシオ・シエグリスと並ぶ3位タイで大会を後にした。

マクラウドはこの日「67」をマークし、その1打後方の7位タイには、イングランドのサム・ホースフィールド、フィンランドのサミ・バリマキ、アマチュアのジェド・モーガン、そして共に豪州のダレン・バックとアシュリー・ホールが入った。

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