味のりによっちゃんイカ 渋野日向子は初メジャーもらしさ全開
ローリー、ウッズ、ラーム…/欧州ツアーの名シーン5選
2019/07/31 13:21
2019年の欧州ツアーはシーズンの2/3を消化したが、「レース・トゥ・ドバイ」がクライマックスを迎えるこれからは多くのドラマが展開することになる。しかし、すでにコース内外で数々の名シーンがあったことも事実だ。
欧州ツアー初優勝を飾った11人の最終パットから、ベテラン選手の輝きまで、今年は数え切れないほど多くの忘れ難い瞬間があった。選出には困難が伴ったが、今季ここまでの欧州ツアーにおける名シーン5選である。
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ローリーの全英制覇
第148回「全英オープン」から始めるのが妥当なところだろう。1951年以来となったロイヤルポートラッシュGC開催で、アイルランド人のシェーン・ローリーは、地元の大いなる期待と荒天による厳しいコンディションを乗り越え、6打差で大会を制覇しメジャー王者となった。
そして、その後の祝福も勝利の瞬間同様に特別なものとなった。何千何万というファンがローリー優勝の祝福に集まり、北アイルランドでの忘れ難き1週間を締め括った。
ウッズの「マスターズ」優勝
11年振りのメジャー制覇である。そしてメジャー通算15勝目。極度の身体的苦痛から、2017年に「僕は終わった」と語ったタイガー・ウッズによる19年「マスターズ」でのカムバックは、スポーツにおける史上最高の復活劇のひとつであったといっても過言ではない。
4度にわたる背中の手術を経たことで、ウッズがジャック・ニクラスによるメジャー通算18勝の快挙に再び近づくことはないだろうと考えた。最終ホールのボギーにより、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカらを1打差で退けた現代ゴルフのレジェンドは、その後語り継がれることになるであろう。
カンピージョの大躍進
スペインのホルヘ・カンピージョにとっては長い道程だったが、遂に彼は「ハッサンIIトロフィー」で大躍進を遂げた。彼はそれまでツアー229戦に出場し、2位を6回(うち4回は直近3シーズン)、3位を4回、そしてその他にトップ10を18回経験していた。
勝利に至るまで絶好調を維持していた彼は、直近の4大会で2位に2回、3位に1回入っており、待望の初優勝により、欧州ツアーファミリー全体に喜びが広がった。
欧州ツアー史上初となる障がい者ゴルファーのための大会
ツアー最高峰の選手たちがバトルを繰り広げた「ロレックスシリーズ」第3戦の「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン」。開催コースのザ・ルネサンスクラブでは、初めて「EDGAスコットランドオープン」が開催された。
同大会には世界最高の障がい者ゴルファーたちが出場し、2日間にわたる競技の結果、アイルランドのブレンダン・ラウラーが勝利した。
ラームのロレックス三冠
ジョン・ラームはアイルランドを愛しており、その思いは相思相愛だ。このスペイン人は、最終日に見事「62」をマークした2019年「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」にて、史上初の「ロレックスシリーズ」3勝目を挙げた。
フィールド中ランキングが最も高い選手だったが、最後のパットを沈めて2打差の勝利を決めると、アイルランドのギャラリーから大きな喝采を浴びた。