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最後はスターンがリード

リチャード・スターン(南アフリカ)はエミレーツGC最後のホールをバーディで上がり、オメガドバイデザートクラッシックの前半戦を終了して1打差で首位に立っている。

南アフリカ出身のスターンは、初日の素晴らしい「62」に引き続き、2アンダー「70」で前半を折り返し、2日間通算で12アンダー。スコットランドのステファン・ギャラハー、そしてヨーロピアンツアーの若き新星、デンマークのトービヨン・オルセンとイングランドのトミー・フリートウッドから1打差のリードを保っている。

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31歳のスターン、2日目は初日の素晴らしいスコアには及ばなかったものの、6度目のヨーロピアンツアー優勝、そして、彼が2年間に10度しかツアー参戦できなかった原因となった背中の怪我から回復して以来、初のツアー優勝に照準を合わせている。

世界ランク8位のリー・ウェストウッド(イングランド)は、後半崩れたため、トップまで6打差。25名以上の選手を追い抜く必要がある。

このイングランド出身選手が、過去に3度2位を経験しているコースの中でも、最も簡単なはずの359ヤードの17番ホールで、砂地にドライバーショットを打ち込んでしまい、ダブルボギー。最後のグリーン周りからも上手く寄せる事が出来ずに、「71」で何とか2日目を終えた。

セルヒオ・ガルシア(スペイン)は肩の痛みもあって棄権を考えていたが、首位とはわずかに3打差。ライダーカップの前キャプテン、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)は「67」で20位タイ。

背中の怪我に悩まされる前は世界ランキングトップ30位入りしていたスターンは、現在165位。

バーディでスタートし、4番と14番でボギーを叩いた彼は、後半3つのパー5でそれぞれバーディを奪い、12アンダーで首位を奪った。

「風があったし、グリーンが固めで、今日は難しかったよ」とスターン。

「週末はどうなるか分からないね。沢山の選手が上位にひしめき合っているし、日曜日に優勝争いをするためには、良いプレイを続けなければならない。」

「家でみんなの活躍を見ていたよ。特に南アフリカ出身の選手達が勝つ姿を。今、こうして戻ってくる事が出来て、優勝争いに加わっていて嬉しいよ。」

チャレンジツアーの元チャンピオン22歳のフリートウッド(イングランド)は、ボギーなしの「68」で終え、「有名選手に囲まれてプレイ出来て幸せだよ」と語った。

最後にスターンがスコアを伸ばすまで首位タイだった彼は、「いい気分だった。他のどこでも無く、ずっとそこにいたいね。」と語った。

ライダーカップの元キャプテン、バーナードの甥にあたる38歳のギャラハーは、これまでの20年間に400大会以上のヨーロピアンツアーに参加してわずか1勝。

昨年、ウェストウッドと2位を分け合った彼は、スターンを追いかけつつ、昨年の順位を一つ上げる事を視野に入れている。
「風に苦しめられたね。優勝を狙える順位にいる事を有り難く思うよ」とギャラハー。
ヨーロッパ期待の新星オルセンは、4月のマスターズ初出場を世界ランキング0.01ポイント差で決めており、2週間前のアブダビHSBCゴルフチャンピオンシップでジャスティン・ローズ(イングランド)と2位タイの好成績を収めている。

4連続バーディでスタートし、ボギーなしの「66」で終えた23歳は、「自分を信じているし、自分の定めた目標を達成したい。それが一番のプレッシャーだよね」と語った。

昨年4月のシチリア島でツアー初勝利を挙げた彼は、「もっと勝ちたいんだ。今年は2勝したい。それが目標。だから、1勝目は早ければ早いほどいいね」と加えた。

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