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プロ資格を放棄して不動産業も 異色の51歳が首位発進

◇米国シニア◇マスターカード日本選手権 初日(7日)◇成田ゴルフ倶楽部(千葉県)◇7151yd(パー72)

米国籍のケン・タニガワが7バーディ、ボギーなしの「65」をマークし、首位発進を決めた。

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出身は神戸で「5、6歳の時にアメリカに移りました」と日本語も話すが、英語のほうが得意そうな51歳。「きょうはトム・ワトソンとモンティ(コリン・モンゴメリー)とプレーができて嬉しかった。特にここ、日本で一緒に回れたことが嬉しいですね」。2年ぶりの来日ということもあり、日本の空気を満喫した。

1990年にカリフォルニア大を卒業後、92年に日本のプロテストを丸山茂樹とともに受験し合格。「(日本ツアーは)2年しかプレーしなかった」と当時の最高位は96年「三菱ギャラントーナメント」の9位タイ。97年「久光製薬KBCオーガスタ」を最後に本戦出場はなく、「育った場所がアメリカだったから」とアメリカへと主戦場を移した。

その後も目立った活躍はなく、2000年4月に日本のプロ資格を放棄した。「03年にゴルフをやめました。やめてからは不動産など、色々やっていました」と振り返った。

それでも49歳だった2017年の米シニア予選会で4位に入り、出場資格を得ると、18年「ピュアインシュランス選手権」で米シニアツアー初勝利。19年5月の同メジャー「全米シニアプロ選手権」で2勝目を飾った。

2日目はダドリー・ハートダグ・ガーウッドと同組でプレーをする。3勝目で故郷へ錦を飾りたい。(千葉県成田市/石井操)

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