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合言葉は『JKG』 フォアサム初タッグの金谷と中島が異次元プレー

◇米国選抜vs世界選抜(大学)◇アーノルド・パーマーカップ 2日目(8日)◇アローシアンC(アーカンソー州)◇パー72

金谷拓実(東北福祉大)と中島啓太(日体大)。マッチプレーで一番難しいとされる、1つの球を交互に打っていくフォアサムで、2人は15ホールで8アンダーをたたき出した。2日目の午後に初タッグを組んだ2人は、ウィル・グリマー(オハイオ州立大)&アレックス・スコット(グランドバレー州立大)組に5&3で圧勝した。

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「日ごろの仲の良さが出ましたね」と笑った金谷。一方の中島は「世界の舞台で2人が100%くらい(の出来)で回れたので楽しかった。油断も一切なくて、常にお互い“キープゴーイング”って言い続けて、かなり強かった」と晴れやかな表情を見せた。

2人の合言葉は「JKG」。ジャスト・キープ・ゴーイングの略だという。17番から折り返した3番まで、5連続バーディを奪った。1Wショットに不安のあった中島は「気持ち悪いホールが奇数にあったので、金谷さんに奇数ホールをお願いした」という。「それも良かった。午後はティショットでミスをしなかった」と、作戦もかみ合った。

ボギーはひとつも打たなかった。「パッティングとバンカーで、すごく信頼できた」と中島は言う。「バーディパットは全部入る気がしたし、バンカーも不安がなくて、すぐにパーパットの準備ができた」と、集中力を削がれなかった。

普段はブリヂストン製のボールを使う金谷だが、午前のフォアサムでは女子選手が使うキャロウェイ製、このマッチでは中島が使うタイトリスト製のボールでプレーをした。なんとも頼りがいのあるパートナーだ。

金谷は「(中島のことは)普段から知っているし、お互い感情を表には出さないけど内に秘めているし、相乗効果で良いプレーができたと思う」と胸を張った。

同組に帯同していたUSGA(全米ゴルフ協会)のルールオフィシャルは「この仕事を20年やっているけど、フォアサムで8アンダーは見たことがない」と目を丸くした。大会初出場の日本人選手たちが、熱視線を浴びている。(アーカンソー州リトルロック/今岡涼太)

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