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第8回 日本ジュニアゴルフ選手権競技

いまや将来のプロゴルファーを目指す選手にとって、登竜門となりつつある日本ジュニアゴルフ選手権競技が、今年も名門コースと名高い埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催された。

8月14日(水)から16日(金)までの3日間にわたって行われた。15~17歳、いわゆる高校生の男子が3日間競技となり、その他は2日間での熱戦が繰り広げられた。

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決勝ラウンドとなった16日は、それまでの暑さは収まり、ゴルフ日よりとなった。大会も大詰めに差し掛かったころ、上空に雷が接近したがプレーに影響はなく予定通りに進行した。

男子15~17歳の部は、池田勇太(千葉学芸高)が優勝。イーブンパーの3位タイからスタートした池田は、最終日を4バーディ、ノーボギーという内容で、通算4アンダーをマークして逆転優勝を果たした。

「周りの選手のスコアは気になったが、とにかく自分のゴルフをしようと考えていた。うれしいですね。まだ、実感はあまり無いのですが、みんなが『おめでとう!』と言ってくれるので。今日は5つ(5アンダー)が目標でした。コーチの森さんには、昨日来ていただき、スウィングのチェックをしてもらいました。日本ジュニアという大きな舞台で、難しいこのコースに、4アンダーというスコアで優勝できてうれしいです」

3年後の2005年には、同コースで日本オープンが開催される。現在16歳の池田を含め、現在のジュニア世代も数多く出場してくるだろう。そして、彼らジュニアの精鋭が日本のゴルフ界を支える時代も決して遠くはないのだ。

女子15~17歳の部は、熾烈な優勝争いとなった。初日4アンダーをマークして単独首位に立った横峯さくら(明徳義塾高)と、1打差で追う宮里藍(東北高)の争いは終盤までもつれた。最終日は前半9ホールを終えてイーブン。10、11番で3パットのボギーを叩いた宮里が一歩後退したが、すぐに取り返した。再び17番ホールで並んだが、最後はパーセーブした横峰が1打差で優勝の栄冠を掴んだ。

「日本女子アマの時まではフェード系を打っていたのですが、OBを2発叩いてしまったので、ドロー系に変えました。15番から3連続ボギーを叩いてしまったのは、相手を意識しすぎてしまいました。2年前にもこの大会(12~14歳の部)で優勝できましたが、その時はリードが大きかった。今回は競って勝てたので自信になります」

現在の女子ゴルフ界は、ジュニア(中高生)が中心となっている。優勝した横峯や、宮里などはナショナルチームのメンバーとなっている。今後も彼女たちから目が話せない。

男子12~14歳の部は亀井美博(藤岡西中)、女子12~14歳の部は注目の金田久美子(名古屋女子大付属中)がそれぞれ優勝した。

表彰式では、今大会の競技委員長でもある川田太三氏が、選手たちの好プレーに賞賛を述べた。そして、ゴルフで最も大切なルールとマナーに触れ、ゴルファーとしての心がけを忘れぬように訓示がなされた。

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