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松山英樹、首位と8打差で最終日へ/アジアパシフィックアマチュア選手権3日目

タイのアマタスプリングCCで開催中の「アジアパシフィックアマチュア選手権」3日目。4アンダーの7位タイから出た松山英樹は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算6アンダーの6位タイに順位を上げたが、3日間単独首位の座を守った中国の14歳、グァン・ティンランとは8打差で最終日を迎えることになった。

首位とは10打差を追ってスタートしたムービングデー。大会3連覇を狙う松山は序盤2番(パー5)で確実にバーディを先行させた。フェアウェイをとらえて2オン2パット。その後、4番で右から5メートルを沈めて2つ目。続く5番はカラーから“3パット”としてしまい痛いボギーを叩くものの、8番(パー5)はグリーン右手前のバンカーからピンそば2メートルにつけて再びバーディとした。

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「上(トップ)が、そう伸びるとは思わない」。大量ビハインドを背負うことになった2日目終了時点の予想は正しかった。予選ラウンドで通算14アンダーをマークしたグァンは、前半アウトで2ボギー。折り返した時点でその差は6つとなっていた。ところが松山は11番(パー5)で第2打をグリーン右奥まで運んでバーディを奪ったものの、その後は得意のパットが決まらずスコアを伸ばせない。一方、トップの14歳は後半インで3バーディ、1ボギー。「差を縮められなかったのが悔しい」。最終18番でもバーディパットを惜しくも外した松山は、思わず両目をつむり、天を仰いだ。

「ショットは初日、2日目に比べれば良くなった」とフェアウェイキープからのチャンスは確実に増えた。だが、出だしから3ホール連続でパットがカップに届かず「なんでショートなの?って…。4番(バーディパット)もギリギリで入った」とグリーンのタッチをつかめず、5番の“3パット”につながった。「5番のボギーで流れが良くなくなった」と唇をかむ。

一昨年大会は最終日を首位から出て、後続に5打差をつけて逃げ切る圧勝。昨年は1打差を逆転して再びオーガスタへとたどり着いた。この3大会で、一番の窮地に追い込まれて迎える最後の18ホール。「最後の方は惜しいパットが増えてきた。明日、全部入ってくれれば、8打差といっても可能性はあると思う。マスターズの切符はひとつしかない。全部出し切りたい」と最後まで歯を食いしばる。(タイ・バンコク/桂川洋一)

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