1月24日からフロリダ州オーランドで開催されるゴルフ業界のビッグイベント「2002年PGA見本市」。ゴルフ記者やメーカー候補担当など世界82カ国からゴルフ業界各社が集まっている。昨年9月11日のアメリカ同時多発テロ以降、ゴルフ業界関係社が一堂に集うことは今までなかった。各社ともこのような世界情勢下でのゴルフ業界の今後に慎重な構えを見せている。

D．バーニンガム氏（トミー・アーマー・ゴルフ全米セールス責任者）「どのメーカーもテロ以降の消費者の嗜好品に対する購買意欲を懸念している。ゴルフはレジャーだから、感情的にゴルフどころではないといった消費者のゴルフ関連商品離れを各社とも心配している。」

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I．ロウデン氏（キャロウェイ・ゴルフ・マーケティング最高責任者）「弊社の考えは＜慎重且つ前向きに＞といった感じです。新製品にはもちろん自信がありますし、消費者にも満足して貰えると信じています。ただ、他を出し抜いてまで消費者に積極的に売りこんでいくようなセールスの仕方はいまの世界情勢にはそぐわない。」

こんな慎重な姿勢が窺える中、大手メーカー「ピン」からは02年見本市以降は「不参加」というニュースが流れた。

J．ソルハイム氏（会長兼最高経営責任者）「見本市にかける経費を考えると、別の広報戦略に費やした方が効果が得られると実感したので、03年の見本市からは参加しないことを決断しました。」

1500社ものゴルフメーカーが02年の新製品を披露する今年の見本市は24日から4日間開催。各メーカーの新商品を「ザ・ゴルフ・チャンネル」のニュース番組「ゴルフセントラル」で毎日取材していきます。