感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
テレビイベント「バトル・アット・ザ・ブリッジス」
アメリカのプライムタイムに放送されるテレビイベント「バトル・アット・ザ・ブリッジス」。ゴルフのナイター中継というこのイベントは数年前に始まった新しい試み。第1回はタイガーvsデュバル、翌年はタイガーvsガルシア、2年前がタイガー&ソレンスタムvsデュバル&ウェブ、そして昨年はタイガー&ニクラスvsガルシア&トレビノだった。そして今年は世界ナンバー1と2のタッグとなるタイガー&エルスにミケルソン&ガルシアが挑んだ。
テレビ中継は始まったときはすでに5番ホールを終えており、ゲームが終了したときには東部時間ですでに夜中の12時になろうとしていた。最初のホールはミケルソンのバーディでミケルソン&ガルシア組が1アップ。そして3番でもガルシアが長いバーディパットを沈めて早くも2アップとした。5番ではエルスがグリーン外からのチップインを決めるが、ミケルソンもバーディを決めてドロー。残念ながらエルスのスーパーショットは活きなかった。6番ではまたもガルシアが長いバーディパットを決めて3アップとした。
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タイガーが7番を奪い2ダウンと巻き返しに入った後の8番パー3。タイガーが放ったボールはまっしぐらにピンに向かい、横1メートルにつけてこのホールも勝ち1ダウンまで戻した。ところが続く9番では、ミケルソンが地の利を活かしてガルシアにアドバイス。この「ブリッジス」はミケルソンのホームコースでもあるのだが、読みづらいグリーンのラインをミケルソンが完璧に読み、ガルシアがみごとにパットを決める素晴らしいコンビぶりを披露。このホールをドローとして2人が1アップのまま折り返した。
バックナインに入り、10番でエルスがグリーン脇の厳しい傾斜から上手くマウンドを使ってあわやイーグルというショット。バーディは決めるが、ミケルソンらにもバーディを決められドロー。そして14番、残り241ヤードのフェアウェイバンカーからタイガーが3番アイアンでイーグルチャンス。しかしイーグルパットは決まらず、両組ともバーディでこのホールもドロー。タイガー&エルス組はスーパーショットが勝ちに繋がらない辛抱のゴルフとなった。
結局16番でガルシアがイーグルパットを流し込んみ2アップ。ドーミーホールとなった17番でエルスに長いバーディパットのチャンスが来るが入らず、ミケルソン&ガルシアが3&1で優勝した。