石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
石川&谷口ペアは敗れるも、アジア選抜が3勝1敗とリード!/ロイヤルトロフィ初日
欧州選抜とアジア選抜の団体戦「ロイヤルトロフィ」が9日(金)、タイにあるアマタスプリングCCで開幕。初日はダブルス戦のフォアサム(2人で1個のボールを交互に打ち合う)で競われた。会場には約7,000人のギャラリーが詰め掛け、例年の最終日のギャラリー数が約5,000人であることを考えれば、やはり石川遼の出場が大きな関心を集めているといえるだろう。過去の成績は欧州選抜が2勝0敗と実力の差を見せ付けていたが、3回目を迎える今年、アジア選抜が初日に奮闘を見せた。
トップスタートの石川遼と谷口徹は、「もったいないミスが多かった」と2人が口を揃える通り、序盤から流れに乗り切れない展開が続く。それでも15番を終えて1ダウンと競り合いを演じていたが、16番でバーディを奪われ2ダウンのリードを許す。続く17番もパーで分け、最終18番を残して敗北が決まってしまった。
<< 下に続く >>
しかし、最終組のT.ジャイディとP.マークセンの地元コンビが大活躍。中盤以降に一気に突き放し、4ホールを残しての圧勝を飾った。さらに第2組のC.ウィとW.リャンのペアも2アップで勝利を飾り、この時点でアジア選抜が2勝1敗と1ポイントのリードを奪う。残るは第3組目の谷原秀人とS.K.ホのペア。ともに一歩も引かず、イーブンで迎えた最終18番。ボギーとした欧州選抜に対してS.K.ホが確実にパーパットを沈めて勝利を飾り、アジア選抜が3勝1敗とし、2ポイントをリードして初日を終えた。
キャプテンを務める尾崎直道は、「今日リードできたことは、前回(の敗戦)のことがあるから夢のように嬉しい」と喜びの表情。明日もダブルス戦で、2人が別々のボールでプレーして良いスコアを採用するフォアボール形式で争われる。
2日目の組み合わせは以下の通り
第一組
石川遼、谷口徹 VS P.ローリー、S.ハンセン
第二組
C.ウィ、W.リャン VS N.ドハティ、O.ウィルソン
第三組
谷原秀人、S.K.ホ VS N.ファス、J.エドフォース
第四組
T.ジェイディ、P.マークセン VS P.マギンリー、P.ララサバル