16番でナイスバーディ！

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 2日目（28日）◇アマタスプリングCC（タイ）◇7502yd（パー72）

「啓太さんになったつもりでプレーしたい。メンタル面は無表情、何にも影響されないように…。できるかなあ」と開幕前には首を傾げていたが、精神面の強さは大学の先輩・中島啓太に負けていない。鈴木隆太（日体大2年）のイメージトレーニングでは、淡々とプレーする中島を想い浮かべた。

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この日はショットが右に出るミスが目立ったが、いちいち気を取られていたらトップに立てないことは分かっている。深く考え込むことはやめた。

前半11番から連続バーディを獲ったあと、14番（パー4）でショットのミスがダブルボギーにつながった。右に曲がったティショットが、カート道ではねてロストボール。プレーが思い通りにいかないと自分にイラ立っていたが、「心配していたら優勝できない」と心の中でつぶやいた。

ミスの原因は、クラブを振り遅れるクセのせいだとハッキリしている。「それを修正するだけ。これで振り出しに戻った。ここからまた頑張ろう」と、表情を変えることなく次に向かった。

すっかりキャディさんといいコンビ

16、17番のバーディでダブルボギーを帳消しにすると、後半5番でもバーディを奪って「69」でホールアウト。日本勢最上位の通算8アンダー4位につけた。週末は2打差でトップを追いかける。

「あしたからは、トップを目指さないと意味がない。攻めるところは攻めて、優勝を目指して頑張りたい」と、昨年カップを掲げた中島の姿を自分と重ねた。（タイチョンブリ／谷口愛純）