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日本のエースとして挑む大舞台 中島啓太「自分に自信を持つこと」

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 事前(2日)◇ドバイクリークゴルフ&ヨットクラブ(UAE)◇7203yd(パー71)

メインビジュアルには2010、11年大会を制したアマチュア時代の松山英樹と、グリーンジャケットを着て誇らしげに両手を挙げる「マスターズ」チャンピオンとなった松山が並んでいる。「ヒーローを作る。すべてはここからスタートする」と大会の意義を語るキャッチコピーも誇らしげだ。

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世界アマチュアランク1位としてドバイに乗り込んできた中島啓太(日体大3年)は、ランキング最上位者として、さらに松山や金谷拓実を輩出してきた日本のエースとして、注目を集めている。

開幕前は写真撮影やインタビューを数多くこなしながら、2日続けて18ホールをラウンド。30度を超える暑さの中でも、最後の準備に手を抜かなかった。

大会にキャディはおらず、担ぎか、プッシュカートでのセルフプレー。他国の選手たちの中には1日18ホールを完了できずに途中でリタイアするものもいて、2日続けて18ホールをラウンドしたのは日本勢以外にいなかった。

ペルシャ湾に続くドバイクリークのほとりに作られたコースは、終盤17番、18番の左サイドがクリーク沿いになるほか、途中にも池が絡むホールが多くある。日や時間帯によって強い風も吹くため「ペナルティエリアが多く、簡単に1ホールでスコアを落としやすい。それだけは避けたいので、そこはマネジメントしながら、勝負どころでしっかり強気の姿勢を見せられればいい」という中島。9月「パナソニックオープン」で1Wを握り続けて優勝をつかんだ自信を生かすときがやってきた。

パターは先週の大学の試合から、テーラーメイドの「TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB1 ツアートラスヒール」に「藤倉コンポジット MC パターシャフト(X-FIRM)」を装着して挑んでいる。「フェースの軽さもあるし、アイアンもカーボン(シャフト)なので、硬さというかフィーリングはいい」とグリーン上でのパフォーマンス向上に期待する。

「ずっと目標にしてきた試合が今週に来たので、いまさら何かやるのはもう遅い。今週できることをしっかり集中してできたら」という。「自分に自信を持つことだけかなと思う。ティショットで難しいホールも多いけど、そこはしっかり自信を持って振り抜きたい」と、大一番を前に強い決意を語った。(アラブ首長国連邦ドバイ/今岡涼太)

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