「すげえ! 次元が違う」 松山英樹もデシャンボーに驚嘆
選手兼カメラマンでライブ配信も 時松隆光が発起人の男女対抗チャリティ
◇コロナチャリティゴルフ2020 若手男女プロ対抗戦 supported by ONAIR+Golf(16日)◇取手国際ゴルフ倶楽部 東コース (茨城) ◇6880yd(男子)、6240yd(女子)◇パー72
男女プロ7人ずつによる対抗戦形式のチャリティマッチが行われ、合計511ストロークの女子チームが513ストロークの男子チームに勝利を収めた。
<< 下に続く >>
株式会社オンエア(東京都港区)が新たに開設する会員制コミュニティサービス「ONAIR+Golf」のオープニング特別イベントとして開催。プロアマ戦で同社と縁があった時松隆光がチャリティマッチ開催を打診して実現した。
感染対策として無観客で開催しつつ、香妻陣一朗が自身のYouTubeチャンネルで数ホールのプレーをライブ配信するなど、選手たち自身も交代で“カメラマン”を務めながら、それぞれのSNSを活用してライブ配信。コメント投稿された質問にその場で答えたり、前の組のプレーを待つ時間もお互いのキャディバッグをのぞいてクラブ談義を交わしたりといった企画を盛り込んだ。
発起人の時松は今季無観客でのトーナメント開催が続いた中、カメラ越しのファンに向けた女子選手の振る舞いに着目し、「吉田(優利)プロがバーディを獲ってカメラに手を振ったり、ファンサービスというか、一瞬の出来事ですけど、楽しそうだねって視聴者の方にお伝えできるのかな」。真剣勝負とプロスポーツとしての“魅せ方”のバランスのヒントを探った。
女子選手にとっても、男子選手ならではのパワーと技術を試合形式の中で間近に見られる機会は貴重だった様子。臼井麗香は「40ydくらいのバンカーって、女子はほとんど乗らないくらい難しいんですけど、稲森(佑貴)さんがロングホールでやっていて。女子と全然打ち方も違って勉強になりました」と目を輝かせた。
賞金の一部と出場選手の協力によるチャリティグッズ販売の収益は、特定非営利活動法人ジャパンハートと特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの2団体に寄付される。時松は「またこういう機会をぜひつくっていただいて、少しでもゴルフの楽しさ、男子ゴルフも負けてないぞというのをお伝えできれば」と今後の展開への意欲もにじませた。
<出場選手とスコア>
■ 第1組
時松隆光(70)関藤直熙(78)
吉本ここね(76)吉田優利(70)
■ 第2組
浅地洋佑(70)比嘉一貴(74)
山路晶(74)澁澤莉絵留(72)