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スループレーはゴルフの「新しい様式」になるか!?

新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が延長されるなか、都道府県の休業要請の対象となっていないゴルフ場でも、いわゆる「3密」を避ける感染防止策は引き続き求められる。国内のゴルフ場はすでに「スループレー」の需要が高まっていたが、さらに加速する可能性もある。ハーフの9ホールを終えた後に食事など長い休憩を取らず、1ラウンドの18ホールを続けてプレーするスタイル。3密を避けられるほか、どんなメリットや楽しみがあるのか。

緑の芝生に木々に池…広大な敷地に身をゆだね、新鮮な空気を吸えるゴルフ場。クラブを振って全身を動かし、大概5000yd以上の18ホールをプレーするゴルフは、乗用カートを利用したとしても1万5000歩を軽く超える歩数の運動(たまには走ることも)になる。適度な運動とプレー中の思考は、認知症予防に効果があるという研究報告もあり、健康や免疫力の低下予防、ストレスの軽減への貢献が期待される。

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群馬県の「富岡ゴルフ倶楽部」では利用者からの要望もあり、4月12日から5月末までスループレーのプランを実施している。導入は1991年に開場して以来、初めてという。「やはり早くプレーを終了するのが一番なんじゃないですかね」(管理部・斉藤信幸さん)と、プレー時間を短縮でき、時間を有効に活用できるメリットを強調する。通常は昼休憩をはさみ最長6時間は必要になるが、スループレーなら「4時間半ほど」(同)という。

もともとハーフ終了後にクラブハウスに戻ってくるプレースタイルをとっていない茨城県の「ワンウェイゴルフクラブ」では、「本当にゴルフが好きな人は、途中で食事をしてリズムを崩してしまうことを嫌います」と集中してラウンドできるスループレーの効果を挙げる。全組1番ホールからスタートさせる1way方式を採用しているため、5月から8月はプレー開始時間を14時までと遅くまで設定できるのが特徴で、18ホールを「平均4時間で回れる」(田中海登取締役)という。

一部のアジア圏を除けば、海外ではスループレーが一般的だ。GDOニュースで海外ツアー取材経験が豊富な記者は「海外ではハーフでクラブハウスに戻って食事をしたっていう経験がないですね。スタート前に軽くつまんで、ラウンド中はコース内の売店や、ドリンクや軽食を売るカートで済ませる」(今岡涼太)と話し、シンプルなラウンドの経験談をさらにこう続ける。

「初めての同伴競技者ともラウンド後のビールを賭けた勝負をしたりすると盛り上がります。プレー自体も興奮するし、実際に18ホールを終えてから一緒に飲むビールは格別です。お腹が空いていれば、食事を楽しむ時間もあります。コースに沈む夕陽を眺めながら過ごすアフターラウンドは、海外ゴルフの楽しみのひとつですね」

日本のゴルフ場では、ハーフを終えたらクラブハウスで食事を楽しみ、残りのハーフをプレーする独特なゴルフ文化が長い時間をかけて根付いてきた。中には、景気づけにビールの大ジョッキを飲んで、後半はメロメロで体が動かなかった…と反省したことがある方も少なくないはず。スループレーならそんなこともなくなる? 新型コロナウイルスの感染予防策を施した「新しい生活様式」が求められるなか、ゴルフスタイルもこれまでとは変わってくるかもしれない。(編集部・石井操)

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