石川遼の名が消えた!? 五輪ランキングに“真冬の怪”
渋野日向子、石川遼らが新規選出 2020年JOC強化指定選手
日本ゴルフ協会は29日、2020年度の「JOC認定オリンピック強化指定選手」を発表。男女別に設けられた「ゴルフ競技強化指定選手選考基準」(※)を満たし、申請があった上位8人ずつ計16人が選出された。
男子は昨年に引き続き松山英樹、今平周吾、小平智、星野陸也、時松隆光が選ばれ、石川遼、比嘉一貴、浅地洋佑が新規に選出された。
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女子は畑岡奈紗、鈴木愛、比嘉真美子、上田桃子の4人が継続。渋野日向子、稲見萌寧、河本結、勝みなみが新たに選ばれた。
期間は2020年1月1日から21年3月31日まで。強化指定選手は国立スポーツ科学センターとナショナルトレーニングセンター(NTC)の施設を利用でき、メディカルチェック、フィットネスチェック、動作確認、栄養チェック、心理チェック、ドーピングコントロール相談などでサポートを受ける。
2020年東京五輪のゴルフ競技は埼玉・霞ヶ関CCで7月30日に男子が開幕する。世界ランキングをもとにした独自の五輪ランキングで決定する出場権争いで、日本勢は2枠が現実的。松山英樹(世界ランク24位)、今平周吾(同36位)のふたりを、3番手の石川遼(同80位)以下の選手が“大逆転”の可能性を求めて追いかける。
8月5日に同コースで開幕する女子も男子同様に決定するが、世界ランク4位の畑岡奈紗が一歩リード。渋野日向子が同11位、鈴木愛が同14位につける。基本は1つの国・地域の上位2人に切符が与えられるが、世界ランク15位以内に3人以上が入れば、最大4人までが出場できる。
(※)ともに日本国籍を有する選手で、男子は2019年の国内ツアー最終戦終了時点(12月8日)の世界ランキング300位以内で申請があった上位から8人。女子は同年国内ツアー最終戦終了時点(12月1日)の世界ランキングで、申請があった上位8人まで。