大学のチームメイトを逆転で下した欧陽子龍

◇全米アマチュアゴルフ選手権 RD of 64（14日）◇パインハーストNo.2（ノースカロライナ州）◇No.2（7555yd／パー70）

欧陽子龍（おうよう・しりゅう／サンディエゴ州立大）が、大学の先輩プウィト・アヌパンスエブサイを2＆1で下して、2回戦進出を決めた。一時は3ダウンとリードを許したが、終盤に5連続アップを奪って一気に逆転した。

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「やりづらかったですね。勝ったとき、あまり気持ちよくなかったです」というが、それは相手がチームメイトだったから…というだけではない。2ダウンで迎えた12番。ティショットを曲げたアヌパンスエブサイが2打目を打ったときに「でっかい音がして、その後に手首を押さえていた」と欧陽はいう。同ショット時に木の根っこのようなものにクラブが当たり、大学の先輩は手首を痛めてしまったという。

「大丈夫って聞いたら、大丈夫って言っていたけど…。あまり大丈夫そうではなかったです」と、その後、アヌパンスエブサイのティショットは曲がりはじめ、パーセーブもままならない状態に。「残念なことだったけど、チャンスだったので僕はパーを獲ることに集中した」と、欧陽がそこからの5連続アップで勝利を手にした。

運も味方にマッチプレー1回戦を突破した欧陽は、次戦はパーカー・コーディと対戦する。（ノースカロライナ州パインハースト／今岡涼太）