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安田祐香がオーガスタで練習ラウンド 松山英樹と握手

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇パー72

大会に出場した女子アマチュア72人が、6日(土)の決勝ラウンドと次週の男子メジャー「マスターズ」の舞台となるオーガスタナショナルGCで練習を行った。別コースでの予選ラウンドを2アンダー6位で通過した安田祐香は、午前8時にティオフ。プレー後には松山英樹ら日本の男子選手と対面した。

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早朝の雨は次第に弱くなり、昼前には晴れ間がのぞいた。時間の経過とともに緑が美しく映える。「雨が降ると思っていたけれど、曇りでラウンドができた。テレビで見るコースに自分がいることが信じられない。感動しました」と胸いっぱいに18ホールを回った。

インから出て3ホール目の12番(パー3)。2016年大会でジョーダン・スピースがグリーン手前のレイズクリークに2回打ち込んだシーンが記憶に刻まれている。安田が8Iで打ったショットはピンそば2mについた。アーメンコーナーを抜けた後、16番(パー3)では第1打が手前から転がってピンを直撃。ショットの復調も実感できた。

「8番のパー5で、花のすごく良い匂いがした」。女性らしい感性で「コースを傷つけたら(マズイか)なあ…」と夢見心地でいながらも、「テレビで見るよりアップダウンもあるし、アンジュレーション(傾斜)も強い」と、しっかり観察。ハウスキャディの指示で“明後日”の方向に打ったパットが、カップに寄っていくグリーンには驚くしかなかった。

ラウンドを終えると、次週「マスターズ」の準備を進める4人の男子選手ともあいさつを交わした。インタビュー中に後ろを通った今平周吾を見て「ヤバ! びっくりしたあ…」

そして午後2時前。この日コース入りし、練習ラウンド前にドライビングレンジでウォーミングアップをしていた憧れの松山英樹とも握手を交わした。「会ったことはあるけど、しゃべったことはないんです。(対面したら)むっちゃ緊張しますねえ…」と思い描いていた待望の瞬間が、夢舞台で訪れた。

あすの18ホールの決勝ラウンドは首位と3打差で迎える。トップに立つのは世界女子アマチュアランキング1位のジェニファー・カプチョ。安田は「世界アマチュア選手権」で一緒にプレーした経験がある。「ぜんぶが上手。飛ぶし、ミスがない選手。ミスがあっても普通にパーを取っていく。レベルが高い」と背中を眺めるが、ひるむ気はない。優勝者には「全米女子オープン」や「AIG全英女子オープン」の出場権が付与される。「USのメジャーに出られるのはすごい。ぜひ優勝してアマチュアの間に出てみたい」。オーガスタでのプレーを思い出だけでは終わらせない。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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