畑岡奈紗が日本勢トップ“奪還” 櫻井心那は8カ月で急浮上/女子世界ランク
2023年 フリードグループ スコットランド女子オープン
期間:08/03〜08/06 場所:ダンドナルドリンクス(スコットランド)
古江彩佳は日本勢2人目の米ツアー連覇なるか 畑岡奈紗、渋野日向子らも全英前哨戦へ
◇米国女子◇フリードグループ スコットランド女子オープン 事前情報◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6494yd(パー72)
前週「アムンディ エビアン選手権」、次週「AIG女子オープン(全英女子)」と欧州でのメジャー2試合に挟まれた一戦が3日(木)に開幕する。香港に拠点を置くテクノロジー企業「フリードグループ」を新たなタイトルスポンサーとして迎え、欧米ツアーの144選手が賞金総額200万ドル(約2億8450万円)をかけて争う。
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2017年の第1回大会を開催したダンドナルドリンクスでは2年連続3度目。前年は4打差9位から出た当時ツアールーキーの古江彩佳が鮮やかな逆転劇で初タイトルをつかんだ。最終日にボギーなしの10バーディ「62」のコースレコードをたたき出して通算21アンダーまで伸ばし、大会最多アンダーパーを記録した。
1987、88年の「京セラ稲盛クラシック」を制した岡本綾子に続く日本勢2人目の米女子ツアー大会連覇に向け、今季は持ち前の安定感にいっそう磨きがかかっている。出場15試合でトップ10入り7試合は、最多8試合のアタヤ・ティティクル(タイ)に次ぎ、ネリー・コルダと並ぶ2番目の数字だ。年間ポイントレースで3位につけ、堂々のトップ選手として思い出深いスコットランドへ戻ってきた。
前週母国で頂点に立ち、ポイントランクでもトップに浮上したセリーヌ・ブティエ(フランス)をはじめ、ここまでシーズン4大会のメジャー覇者もそろい踏み。全英女子の前哨戦としてフィールドのレベルを引き上げている。
日本勢は古江を含めて5人が出場。前年7位の畑岡奈紗は直近のメジャー2試合連続で優勝争いと今季初V、そして悲願のメジャー制覇へ状態も上向き。エビアンで6試合ぶりに予選を通過した渋野日向子も歴代覇者として臨む次週を前に、やはり4日間を戦い抜きたい。
勝みなみと西村優菜の新人2人は初出場でリンクスコースに立ち向かう。
<主な出場予定選手>
古江彩佳、イン・ルオニン、アリセン・コープス、リリア・ヴ、キム・ヒョージュ、セリーヌ・ブティエ、アタヤ・ティティクル、リン・グラント、畑岡奈紗、ミンジー・リー、渋野日向子、勝みなみ、西村優菜