今季米ツアー3勝目を挙げた申智愛。来季は米ツアー本格参戦を表明しており、驚異的な存在になるだろう（Montana Pritchard /Getty Images）

フロリダ州にあるトランプ・インターナショナルGCで開催されている、米国女子ツアー最終戦「ADTチャンピオンシップ」の最終日。20歳の申智愛（韓国）が2アンダーでラウンドし、今季3勝目を手にしている。ツアーメンバーではない選手が優勝するのは大会史上初。

100万ドルは、未来の女王候補の手に渡った。最終ラウンドに進出した8名が横一線でスタート。申が難コースを攻略し4バーディ、2ボギーでラウンドし、「全英リコー女子オープン」、「ミズノクラシック」に続き、今季米国女子ツアー3勝目を挙げた。去年まで10代ながら2年連続で韓国女子ツアー賞金女王に輝き、今季は韓、日、米の3つのツアーで勝利を挙げる偉業を成し遂げた。躍進著しい韓国勢「ソウル・シスターズ」の中でも、一番の出世頭。満を持して挑むであろう、来季の米国女子ツアーで、どのようなゴルフを見せてくれるのだろうか。期待したい。

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1ストローク差の1アンダー、単独2位にはカリー・ウェブ（オーストラリア）。終盤、追いこみを見せたものの、11番から叩いた3連続ボギーが響き、2位でフィニッシュ。前の3日間、全てギリギリの順位で次ラウンドへの進出を果たし、最終日までたどり着いたことを振り返れば、十分すぎる結果と見てよいだろう。

逆転で賞金女王を手にするチャンスだったポーラ・クリーマーは、2バーディ、4ボギーと安定感を欠き、2オーバーでフィニッシュ。イ・ソンファ（韓国）と並び、3位タイで大会を終えている。単独5位には5オーバーのジ・ウンヒ、以下、アンジェラ・スタンフォード、ジャン・ジョン（韓国）、スーザン・ペターセン（ノルウェー）の順で大会を終えている。今大会で2008年の全日程が終了。賞金女王のタイトルは2年連続でロレーナ・オチョアが獲得した。